第二種電気工事士の過去問
平成31年度上期
一般問題 問8

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問題

第二種 電気工事士試験 平成31年度上期 一般問題 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

金属管による低圧屋内配線工事で、管内に直径2.0mmの600Vビニル絶縁電線(軟銅線)5本を収めて施設した場合、電線1本当たりの許容電流[A]は。
ただし、周囲温度は30°C以下、電流減少係数は0.56とする。
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この過去問の解説 (3件)

01

許容電流に関する問題です。

直径2.0mmの電線の許容電流は35(A)です。しかしながら、ここで焦って、答えを35(A)としてはいけません。電流減少係数が与えられている場合は、この値を掛け算する必要があります。ゆえに、35×0.56=19.6(A)が正しい許容電流となります。

したがって正解は3番の19(A)です。

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02

1:×
2:×
3:○
4:×

周囲温度は30°C以下の場合、直径2.0mmの600Vビニル絶縁電線の許容電流は35[A]です。
ここで、管内に5本の電線を収めて施設するため、電流減少係数の0.56をかけて求めます。

35×0.56=19.6 [A]

よって、3が正解となります。

参考になった数14

03

正解は3です。

この問題は出題科目「配電理論及び配線設計」からの出題です。

この問題では下記の知識を求められています。

<必要知識>

◯絶縁電線の直径ごとの許容電流値を暗記している。

◯電流減少係数を使って許容電流値を計算できる。

この必要知識に伴う計算式は下記です。

<必要計算式>

・許容電流=電線1本分の許容電流値 × 収納本数ごとに定められた電流減少係数

絶縁電線を数本束ねて施設する際は、放熱しにくい管内で、電線が発熱し温度上昇を引き起こすため、その分、電線1本分の許容電流値を下げ、発熱による温度上昇を防ぐ必要があります。

それでは上記の必要知識及び計算式を使って問題を解いていきます。

直径2.0[mm]の600[V]ビニル絶縁電線(軟銅線)の許容電流値は35[A]です。

この値と電線数5本を収納する際の電流減少係数0.56を許容電流値の式に当てはめると、

35[A]×0.56=19.6[A]

よって正解は3になります。

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