第二種電気工事士の過去問
平成31年度上期
配線図 問44
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問題
第二種 電気工事士試験 平成31年度上期 配線図 問44 (訂正依頼・報告はこちら)
図は、木造3階建住宅の配線図である。この図に関する次の各問いには4通りの答えが書いてある。それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。
配線図
【注意1】屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
【注意2】屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
【注意3】漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間0.1秒以内のものを使用している。
【注意4】選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C 0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
【注意5】ジョイントボックスを経由する電線は、すべて接続箇所を設けている。
【注意6】3路スイッチの記号「0」の端子には、電源側又は負荷側の電線を結線する。
⑭で示すボックス内の接続をすべて圧着接続とする場合、使用するリングスリープの種類と最少個数の組合せで、正しいものは。ただし、使用する電線は、すべてVVF1.6とする。
配線図
【注意1】屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
【注意2】屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
【注意3】漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間0.1秒以内のものを使用している。
【注意4】選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C 0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
【注意5】ジョイントボックスを経由する電線は、すべて接続箇所を設けている。
【注意6】3路スイッチの記号「0」の端子には、電源側又は負荷側の電線を結線する。
⑭で示すボックス内の接続をすべて圧着接続とする場合、使用するリングスリープの種類と最少個数の組合せで、正しいものは。ただし、使用する電線は、すべてVVF1.6とする。
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この過去問の解説 (3件)
01
配線図中の⑭を中心とした複線図を考えると以下のようになります。
▲(分電盤方面)---白線---(⑭)
▲(便所方面)---白線---(⑭)
▲(玄関方面)---白線---(⑭)
▲(シーリング[キ])---白線---(⑭)
▲(引掛シーリング[コ])---白線---(⑭)
→▲の配線同士を⑭で接続します。←ア
★(分電盤方面)---黒線---(⑭)
★(便所方面)---黒線---(⑭)
★(玄関方面)---黒線---(⑭)
★(単極スイッチ[キ])---黒線---(⑭)
→★の配線同士を⑭で接続します。←イ
(単極スイッチ[キ])---赤線---(⑭)---黒線---(シーリング[キ])←ウ
(単極スイッチ[コ])---白線---(⑭)---黒線---(引掛シーリング[コ])←エ
(単極スイッチ[キ])---黒線---(単極スイッチ[コ])←オ
用いられている電線の断面積とこの複線図の考えると、アの接続では「中」のリングスリーブ、イ、ウ、エの接続では「小」のリングスリーブを用いることがわかります。以上より、正解は2番となります。
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02
2:○
3:×
4:×
使用するリングスリーブは、接続する電線の断面積の合計を基準に選びます。
電線の断面積の合計と、使用するリングスリーブの関係は以下のようになります。
8m㎡以下の場合:小
8m㎡を超え、14mm2未満:中
14m㎡以上:大
まず、問題文にある、使用する電線は全てVVF1.6であることに注目します。
次に複線図を作成します。
すると、電源側、トイレ方面、玄関方面、キのCL、コのソケットのそれぞれから白線が繋がります。
ここで、電線の数は5本ですので、2×5=10m㎡、中のリングスリーブを1個使用 となります。
次に、同じく電源側、トイレ方面、玄関方面とキコのスイッチが黒線で繋がります。
これは、4本の電線を接続しますので、2×4=8m㎡、小のリングスリーブを1個使用 となります。
最後に、キのCLとキのスイッチを繋ぐ線、コのソケットとコのスイッチを繋ぐ線が必要だと分かります。
これはそれぞれ2本の電線が接続されますので、2×2=4m㎡ が2つですので、小のリングスリーブを2個使用することが分かります。
上記から、使用したリングスリーブを合計すると、中:1個、小:3個となりますので、2が正解となります。
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03
正解は2です。
この問題は出題科目「配線図」からの出題です。
この問題では下記の知識を求められています。
<必要知識>
◯複線図を理解している。
◯リングスリーブの大きさと電線の断面積の組み合わせを理解している。
リングスリーブの使用条件は下記になります。
・VVF1.6の断面積は2mm2。
・電線の合計断面積が8mm2以下ならリングスリーブは小。
・電線の合計断面積が8mm2を超え14mm2未満ならリングスリーブは中。
それでは上記の必要知識を使って問題を解いていきます。
⑭のボックス内では、下記が接続されています。
電源aからの接地側電線が⑭のジョイントボックス内で(左上のジョイントボックス、左下のジョイントボックス、引掛シーリングのコ、シーリングライトのキ)に分岐され接地側電線5本の接続点が出来ます。
この接続点ではVVF1.6が5本になり、合計断面積が8mm2を超え14mm2未満のため使用するリングスリーブは中になります。
電源aからの非接地側電線がボックス内で(左上のジョイントボックス、左下のジョイントボックス、スイッチのキ)に分岐され非接地側電線4本の接続点が出来ます。
※スイッチのキからスイッチのコへわたり配線してスイッチのコを非接地側電線に配線します。
この接続点ではVVF1.6が4本になり合計断面積が8mm2のため使用するリングスリーブは小になります。
シーリングライトのキとスイッチのキを接続し、電線2本の接続点が出来ます。
この接続点ではVVF1.6が2本になり合計断面積が4mm2のため使用するリングスリーブは小になります。
引掛シーリングのコとスイッチのコを接続し、電線2本の接続点が出来ます。
この接続点ではVVF1.6が2本になり合計断面積が4mm2のため使用するリングスリーブは小になります。
よって⑭のジョイントボックスで使用するリングスリーブは、中が1個、小が3個になり正解は2になります。
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