第二種電気工事士の過去問
令和3年度上期 午後
一般問題 問21
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問題
第二種 電気工事士試験 令和3年度上期 午後 一般問題 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
図に示す一般的な低圧屋内配線の工事で、スイッチボックス部分の回路は。ただし、(a)は電源からの非接地側電線(黒色)、(b)は電源からの接地側電線(白色)を示し、負荷には電源からの接地側電線が直接に結線されているものとする。
なお、パイロットランプは100V用を使用する。
なお、パイロットランプは100V用を使用する。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
この問題は出題科目「配線図」からの出題です。
この問題では下記の知識を求められています。
<必要知識>
◯配線図記号を暗記している。
◯複線図が書ける。
◯パイロットランプの用途別種類、及びその回路を理解している。
パイロットランプの用途には、下記の用途があります。
・電気機器がONになっていることを示す確認表示灯、この動作をするスイッチを
パイロットスイッチと呼びます。パイロットスイッチの回路は同時点滅回路で、
パイロットランプを負荷と並列に接続します。
・暗闇で照明スイッチの場所がどこにあるかわかるように点灯している位置表示灯、この動作をするスイッチをホタルスイッチと呼びます。ホタルスイッチの回路は異時点滅回で、パイロットランプとスイッチを並列に接続します。
・負荷の状態とは無関係に常時点灯しているパイロットランプです。
この回路ではパイロットランプを電源と並列に接続します。
それでは上記の必要知識を使って問題を解いていきます。
図の負荷の記号からこの負荷は天井付換気扇になります。
次に換気扇に使用されるパイロットランプの用途は、換気扇がONになっているかを確認する確認表示灯のため、図のスイッチはパイロットスイッチになります。
パイロットスイッチはパイロットランプを負荷と並列に接続します。
解答1は、負荷とパイロットランプが直列接続されているため不正解です。
解答2は、負荷とパイロットランプが並列接続されているパイロットスイッチのため正解です
解答3は、パイロットランプが電源と並列接続されている常時点灯回路のため不正解です。
解答4は、パイロットランプがスイッチと並列接続されているホタルスイッチのため不正解です。
よって正解は2になります。
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02
正解は、 2 です。
配線図から、スイッチ部分の適正な配線接続方法を選択する問題です。
以下に解説いたします。
配線図は、換気扇をパイロットランプ付きスイッチでON-OFFする回路です。
パイロットランプは、負荷がONの時に同時に点灯する「同時点滅」、
負荷がOFFの時に点灯する「異時点滅」、
負荷のON-OFFに関係なしに点灯する「常時点灯」の3つのパターンがあります。
換気扇をON―OFFする場合においては、換気扇が動いている事を
パイロットランプでも知らせる必要がある為、
パイロットランプは「同時点滅」となります。
◎以下に単線図から複線図にする手順を示します。
1. 設置器具をすべて書き出します。
2.接地側の線(白線)を負荷(換気扇とパイロットランプ)につなぎます。
3.非接地側の線(黒線)をスイッチにつなぎます。
4.残りの線をスイッチから、負荷(換気扇とパイロットランプ)へ
赤線でそれぞれつなぎます。
この手順で、複線図化した図と選択肢を見比べて同じものを選びます。
同じ配線は、2ですので、正解は、 2 となります。
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03
1:×
2:○
3:×
4:×
図の回路の回路図は以下のように描きます。
まず、問題文より、負荷には電源からの接地側電線が直接に結線されている、とありますので、この回路図には描かれません。
続いて、(a)の電源からの非接地側電線(黒色)とイのスイッチが接続されます。
また、イの確認表示灯へ接続され、(b)の電源からの接地側電線へと繋がります。
最後に、確認表示灯は、ランプの点灯によりスイッチのON/OFF状態を示しますので、ON/OFF状態を負荷と連動させるため、負荷と確認表示灯を並列に接続する必要があります。
負荷と確認表示灯が並列に接続されており、スイッチのON/OFFが回路全体のON/OFFと連動するものを選びます。
以上のことから、2が正解となります。
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