第二種電気工事士の過去問
令和3年度上期 午後
一般問題 問29

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問題

第二種 電気工事士試験 令和3年度上期 午後 一般問題 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

「電気用品安全法」について述べた記述で、正しいものは。
  • 電気工事士は、適法な表示が付されているものでなければ、電気用品を電気工作物の設置等の工事に使用してはならない(経済産業大臣の承認を受けた特定の用途に使用される電気用品を除く)。
  • 解答選択肢の画像
  • 定格使用電圧100Vの漏電遮断器は特定電気用品以外の電気用品である。
  • 電気工作物の部分となり、又はこれに接続して用いられる機械、器具又は、材料はすべて電気用品である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

この問題は出題科目「一般用電気工作物の保安に関する法令」からの出題です。

この問題では下記の知識を求められています。

<必要知識>

◯電気用品安全法を理解している。

電気用品安全法は、電気用品による危険、障害の発生を防ぐための法律です。

およそ450品目以上が電気用品として指定されています。

指定された電気用品の中でも、特に安全上の規制があるものを

「特定電気用品」といい、それ以外の電気用品を

「特定電気用品以外の電気用品」といいます。

この2つの違いを示すそれぞれのマークもあります。

電気用品安全法の内容を理解し、適正な電気用品を選定して電気工事をします。

解答1は、法律で定められた表示のある電気用品以外は電気工事で使用出来ないため正しいです。

解答2の表示は、「特定電気用品以外の電気用品」のマークのため不正解です。

解答3は、定格電圧100~300[V]の漏電遮断器は特定電気用品のため不正解です。

解答4は、電気用品安全法では一般用電気工作物と記載されているため不正解です。

電気工作物には2種類あり、事業用電気工作物と一般用電気工作物があります。

一般用電気工作物とは、一般住宅や小規模な(店舗、事業所)のように、

600[V]以下の電圧を受電している場所の電気工作物を指します。

よって正解は1です。

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02

正解は、 1 です。

電気用品安全法に関する問題です。目的は、電気用品の安全性を

確保する為です。製造・販売を規制し、自主的な安全活動を推進します。

電気用品は、構造や使用方法からみて、特に危険と障害の発生する要素の

大きい特定電気用品(菱形PSE又は、〈PS〉E マーク有)

特定電気用品以外の電気用品(丸形PSE又は、(PS)E マーク有)

に分けられます。特定電気用品は、電気用品安全法により116品目

定められています。

では、選択肢ごとに解説いたします。

選択肢1

正しい記述です。使用の制限として 第28条に規定されています。

選択肢2

「丸形PSE」マーク又は、「(PS)E」マークは、特定電気用品以外の

電気用品を表します。特定電気用品を表すマークではありませんので、

記述は誤りです。

選択肢3

漏電遮断器は特定電気用品に該当しますので、記述は誤りです。

選択肢4

電気工作物の部分となり、又はこれに接続して用いられる機械、器具又は、

材料はすべて電気用品(特定電気用品及び、特定電気用品以外の電気用品)

ではありません。接続して用いられる機械、器具の中にDC電源で稼働する物

がありますが、それらは、PSE製品ではありません。

例えば、パソコンなどがそうです。(リチウム電池は、PSE対象です。)

よって、記述は誤りです。

上記により、正解は、 1 です。

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03

1:○

説明文の通りです。

正しい選択肢です。

2:×

丸形(または(PS)E)の表示は特定電気用品以外の電気用品に表示されるものです。

特定電気用品に付される表示は、丸型ではなくひし形です(または<PS>E)。

よって、誤った選択肢です。

3:×

漏電遮断器は、特定電気用品になります。

よって、誤った選択肢です。

4:×

電気工作物の部分となり、又はこれに接続して用いられる機械、器具又は、材料であったとしても、すべて電気用品とはなり得ません。

よって、誤った選択肢です。

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