第二種電気工事士の過去問
令和3年度上期 午後
配線図 問44

正解は３です。

この問題は出題科目「配線図」からの出題です。

この問題では下記の知識を求められています。

＜必要知識＞

◯複線図を理解している。

⑭を通る電線は、接地側電線、1階の白熱灯アからの電線、

1階の３路スイッチと地下1階の３路スイッチを繋ぐ電線２本の合計４本です。

解答１は電線２本のため不正解です。

解答２は電線３本のため不正解です。

解答３は電線４本のため正解です。

解答４は電線５本のため不正解です。

よって正解は３になります。

１：×

２：×

３：○

４：×

この問題は、12と17のジョイントボックスを繋ぐ部分の複線図を描く必要があります。

アのスイッチは傍記に「3」とあるため3路スイッチであり、

1階部分のスイッチと繋がっています。

加えて、1階部分のアの照明と地下1階部分のアの照明もスイッチ

と連動して作動します。

複線図を描くと、まずcからの電源線が1階部分のスイッチ（0番）と繋がり、

3路スイッチの2つの極（1番と3番）と繋がります。

2極から延びるそれぞれの線が地下1階部分の3路スイッチの2つの極（1番と3番）

と繋がるところで接続点ができます。

2つの極（1番と3番）からはそれぞれ1本ずつ線が繋がります。

これで2心のケーブルが1本必要と分かります。

続いて、地下1階部分の3路スイッチの0番からの電源線が1階にある照明に繋がります。

同じ接続点で1階部分のアの照明へと繋がる電源線が1本繋がります。

最後に、地下1階部分のアの照明からの接地線が1階部分のジョイントボックスへと延びます。

このことから、1階部分のジョイントボックスへは2心のケーブルが1本になります。

以上をまとめると、2芯のケーブルが2本必要となり、3が正解となります。

正解は、　3　です。

解答するには、３路スイッチ照明回路を複線図化する必要があります。

問題42の『第二種電気工事士の過去問「第57182問」を出題』で書いた

複線図が利用できます。

複線図化すると⑰ジョイントボックスと⑫ジョイントボックス間の線は、

4本である事が分かります。

写真から、４本に該当する物を選びます。選択すると、正解は、3　になります。