第二種電気工事士の過去問
令和3年度下期 午前
一般問題 問16
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問題
第二種 電気工事士試験 令和3年度下期 午前 一般問題 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
写真に示す材料の用途は。
- 硬質ポリ塩化ビニル電線管(硬質塩化ビニル電線管)相互を接続するのに用いる。
- 金属管と硬質ポリ塩化ビニル電線管(硬質塩化ビニル電線管)とを接続するのに用いる。
- 合成樹脂製可とう電線管相互を接続するのに用いる。
- 合成樹脂製可とう電線管とCD管とを接続するのに用いる。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題は出題科目「電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具」からの出題です。
この問題では下記の知識を求められています。
<必要知識>
◯電気工事で使用する材料の名称、および使用用途を暗記している。
写真の材料はTSカップリングです。
TSカップリングはVE管(硬質塩化ビニル電線管)同士を接続するときに使用する配管材料です。
こちらが正解です。
VE管同士を接続するのに用います。
金属管とVE管を接続するには、異なる種類の電線管を接続するコンビネーションカップリングを使用します。
合成樹脂製可とう電線管相互を接続するのに用いるのは、CD管同士ならCD管用カップリング、PF管同士ならPF管用カップリングを使用します。
合成樹脂製可とう電線管とCD管とを接続する場合は、PF管⇄CD管のコンビネーションカップリングを使用します。
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02
正解は、 1 です。
材料鑑別に関する問題です。材料鑑別は、実際の材料を手に取って見るか、
材料の写真をよく見て記憶しておくしかありません。この写真の材料は、
色、質感から判断しますと、硬質塩化ビニルの材料と判断できます。
硬質塩化ビニル電線管とは、VE管の事で、いわゆる「塩ビ管」の事です。
両端の径が太くなっていますので、直管パイプを相互に接続する物
と判断できます。
では、選択肢ごとに解説いたします。
選択肢1
「硬質ポリ塩化ビニル電線管(硬質塩化ビニル電線管)
相互を接続するのに用いる。」という事ですが、
両方、塩ビ製の接続口となっていますので正しい選択肢となります。
選択肢2
「金属管と硬質ポリ塩化ビニル電線管(硬質塩化ビニル電線管)
とを接続するのに用いる。」という事ですが、片方の接続口が、
金属製になっていないので誤った選択肢となります。
選択肢3
「合成樹脂製可とう電線管相互を接続するのに用いる。」
という事ですが、可とう電線管とは、表面が蛇腹状になっていて
どの方向にも曲がる電線管の事です。この管同志を接続するのは
内側に爪がありワンタッチで接続できる材料を使用します。
形状が違いますので、誤った選択肢となります。
選択肢4
「合成樹脂製可とう電線管とCD管とを接続するのに用いる。」
という事ですが、CD管も合成樹脂製可とう電線管の一種になります。
合成樹脂製可とう電線管は、PF管とCD管があり、
PF管は、露出、埋設両方に使用できる自己消火性の材料でできています。
一方、CD管は、コンクリート埋設専用となります。
この場合も、選択肢3同様に接続形状が違いますので、
誤った選択肢となります。
よって、正解は、 1 になります。
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03
1:○
2:×
3:×
4:×
写真が示す機器はTSカップリングです。
硬質塩化ビニル電線管(VE管)相互の接続に用いられます。
よって、正解は1となります。
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