第二種電気工事士の過去問 令和3年度下期 午前 一般問題 問18
この過去問の解説 (3件)
正解は、 3 です。
測定器の鑑別問題です。形状、単位等から判断いたします。
では、選択肢ごとの測定器の説明をします。
選択肢1
接地抵抗計とは、接地(アース)が仕様どおり確実に行われているかを
確認する為に使用する測定器です。地面に埋め込む補助接地棒2本と
計測する対象に接続するリード線がついています。単位は、Ωになります。
写真には、補助接地棒がありませんので、接地抵抗計ではありません。
選択肢2
漏れ電流計とは、電流が流れる電線を輪のようになる計測部で囲んで
磁束を利用して電流値を計測する計測器です。単位は、Aになります。
形状が違いますので、漏れ電流計ではありません。
選択肢3
絶縁抵抗計とは、別名メガーとも言われます。
対象物間の絶縁度合いを計測する計測器です。
漏電遮断器が働いた場合に、対地や線間の絶縁状態を確認するのに使用します。
単位は、MΩになります。写真の計測器が該当しますので、正解です。
選択肢4
検相器は、三相交流のR相、S相、T相の相順を調べるのに使用する計測器です。
計測器から、赤、青、白等のリード線の先に端子を挟むための
ワニ口クリップがついています。点滅式と回転式があります。
形状が違いますので、漏れ電流計ではありません。
よって、正解は、 3 になります。
正解は3です。
この問題は出題科目「一般用電気工作物の検査方法」からの出題です。
この問題では下記の知識を求められています。
<必要知識>
◯電気工事で使用する各種測定器とその用途を理解している。
電気工作物の新設、または変更された場合の竣工検査や、電気機器の状態を確認するときに測定器は工具と同様になくてはならないものです。
よって測定器の姿形、及びその用途は暗記しておきましょう。
写真の測定器は絶縁抵抗を測定する絶縁抵抗計です。
絶縁抵抗計は電路の絶縁抵抗値が電気設備技術基準に適合しているか確認するために使用します。
解答1は接地抵抗計のため不正解です。
接地抵抗計は接地が確実に取れているかを確認するための測定器具です。
解答2は漏れ電流計のため不正解です。
漏れ電流計は電路の検査時に施設が営業中などで停電できない場合、
絶縁抵抗を測定する代わりに漏れ電流を測定しその漏れ電流が1m A以下ならばOKとされています。
解答3は絶縁抵抗計のため正解です。
解答4は検相器にため不正解です。
検相器は三相電源の相順が間違っていないか確認するための測定器です。
相順が間違っていると動作不良の可能性が生じます。
よって正解は3です。
1:×
2:×
3:○
4:×
写真が示す測定器は絶縁抵抗計です。
目盛の単位に「MΩ」という文字があることから、大きな抵抗値を測定するものだと分かります。
よって、正解は3となります。
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