正解は、 1 です。
引き込み口配線に関する問題です。引き込み口配線とは、
電力会社からの配電線の取付点から、電力量計を経由し
引き込み口開閉器までの配線を指します。
引き込み口配線は、以下の工事によって行われます。
① がいし引き工事(展開した場所に限る)
② 金属管工事(木造以外での造営物に施工する場合に限る)
③ 合成樹脂管工事
④ ケーブル工事(金属性の被覆※1の電線を使用する場合は、
木造以外での造営物に施工する場合に限る)
※1:鉛被ケーブル、アルミ被ケーブル、MIケーブル等。
ケーブルとは絶縁電線の周囲に被覆を施し、機械的強度を増したものです。
以上から、下記選択肢をみていきます。
選択肢1:ケーブル工事(CVT)
ケーブル工事は、引き込み口配線が出来ます。CVTとは、
キャブタイヤ―ケーブルの事で、移動用電線の事です。
ケーブル自体が動いても使用できる強度ある電線の事です。
正解になります。
選択肢2:.金属線ぴ工事
金属線ぴ工事で、引き込み口配線を行う事は出来ません。
金属線ぴ工事は、屋内の乾燥している場所で露出した所か、
点検できる隠蔽場所にのみ施工できます。よって、誤りです。
選択肢3:金属ダクト工事
金属ダクト工事で、引き込み口配線を行う事は出来ません。
金属ダクト工事も同様に、屋内の乾燥している場所で露出した所か、
点検できる隠蔽場所にのみ施工できます。よって、誤りです。
選択肢4:金属管工事
金属管工事は、引き込み口配線を行う事は出来ます。
しかし、条件があり「木造以外での造営物に施工する場合に限る」
となっています。
問題の配線図は、「木造」との記載がありますので
金属管工事での施工は出来ません。よって、誤りです。
以上により、正解は、 1 になります。