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第二種電気工事士の過去問 令和3年度下期 午前 配線図 問46

問題

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図は、木造3階建住宅の配線図である。この図に関する次の問いに対して、答えを1つ選びなさい。

【注意】
1. 屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
2. 屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
3. 漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間0.1秒以内のものを使用している。
4. 選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C 0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
5. ジョイントボックスを経由する電線は、すべて接続箇所を設けている。
6. 3路スイッチの記号「0」の端子には、電源側又は負荷側の電線を結線する。

⑯で示す図記号の機器は。
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( 第二種 電気工事士試験 令和3年度下期 午前 配線図 問46 )
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この過去問の解説 (3件)

13

正解は3です。

この問題は出題科目「配線図」からの出題です。

この問題では下記の知識を求められています。

<必要知識>

◯配線遮断器の図記号、およびその用途を理解している。

配線遮断器の図記号は正方形の中にBが記載されています。

配線遮断器は配電方式によって種類が異なります。

配線方式ごとの配線遮断器は下記になります。

・単相3線式200V→極数2、素子数2の2P2Eは100V、200Vの回路どちらにも使用可能

・単相2線式100V→極数2、素子数1の2P1Eは100V回路のみに使用可能。

(極数は電線の数、素子数は過電流保護素子の数)

配線図⑯の図記号は配線遮断器です。

単相3線式200Vのルームエアコン用の配線遮断器のため、定格電流20Aの極数2、素子数2の2P2Eになります。

解答1の配線遮断器は2P1Eの表記のため200V回路に使用できず不正解です。

解答2は漏電遮断器のため不正解です。

解答3は2P2Eのため正解です。

解答4は漏電遮断器のため不正解です。

よって正解は3になります。

付箋メモを残すことが出来ます。
5

正解は、 3 です。

⑯で示す図記号は、配線用遮断器(MCCB)です。短絡などで回路に

過電流が流れた時に短時間で自動的に電流を遮断する機器です。

配線図から、200Vエアコンで使用する事が分かります。

100/200V配線用遮断器は、2P2E2P1Eの2タイプがあります。

2P2Eは、配線を2本とも遮断する構造となっています。単相200Vは、

両方とも電源線になりますので2P2Eタイプを使用しなければなりません。

2P1Eは、配線を1本のみ遮断する構造となっています。

単相100Vで電源線のみを遮断する時に使用します。

(単相100Vでも2P2Eタイプはより安全になりますので、

使用する事はできます。)

以上の事を踏まえて各選択肢をみていきます。

選択肢1

単相100V用の2P1E型配線用遮断器です。20Aを超える過電流で遮断します。

単相200Vエアコンで使用しますのでこの配線用遮断器は使用できません。

よって、誤った選択肢です。

選択肢2

2P2E型漏電遮断器(ELB)となっています。配線用遮断器では

ありませんので、誤った選択肢です。

漏電遮断器は、回路から漏電した時に漏電を感知して電流を遮断する事が

できます。この漏電用遮断器は、20Aを超える過電流が流れた場合と

30mAの漏電電流を感知した場合に作動します。

単相100V2線式と100V/200V単相3線式で使用できます。

選択肢3

単相100/200V兼用の2P2E配線用遮断器です。20Aを超える過電流で

遮断します。配線図の求める仕様に適していますので使用できます。

よって、正しい選択肢です。

選択肢4

2P1E型漏電遮断器(ELB)となっています。配線用遮断器では

ありませんので、誤った選択肢です。

この漏電用遮断器は、20Aを超える過電流が流れた場合と30mAの漏電電流を

感知した場合に作動します。単相100V2線式と3線式で使用できます。

よって、正解は、 3 です。

2

1:×

2:×

3:○

4:×

⑪が示す図記号の記載に「B」とあります。これは配線用遮断器を示します。

また、電路を辿っていくと、1φ3W 100/200V とあります。

機器の写真に漏電遮断器と記載のあるものを除外し、表示に100/200Vの記載があるものを選ぶと、3が正解となります。

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