正解は、 1 です。
⑰に関する電線を複線図化して、ジョイントボックス内のリングスリーブ
の数と形状を選択する問題です。
回答手順を示します。
①配線図から複線図を書きます。
②接続部の電線数を確認します。
③使用するリングスリーブを選択します。
以上から解説いたします。
①配線図から複線図を書きます。
配電盤aへつながっている右上ジョイントボックスから電源が来ます。
使用機器は、シーリングライト(キ)、引っかけシーリング(コ)、
単極スイッチ(キ)、単極スイッチ(コ)になります。
そして、上部と左下部のジョイントボックスに電源線を送ります。
複線化手順は、
1.使用機器を書く。
2.非接地線を負荷機器につなぐ。
3.電源線をスイッチにつなぐ。
4.スイッチと負荷機器をつなぐ。です。
②接続部の電線数を確認します。
ジョイントボックス内接続部は、4か所(A~D)になります。
A.電源線:1.6㎜×4本。合計4本。
B.接地線:1.6㎜×5本。合計5本。
C.スイッチ→負荷機器(コ):1.6㎜×2本。合計2本。
D.スイッチ→負荷機器(キ):1.6㎜×2本。合計2本。
③使用するリングスリーブを選択します。
暗記しても良いのですが、接続断面積を求める事でも使用リングスリーブを
求める事が出来ます。単線1.6㎜は、より線2.0㎟に換算できます。
接続部の断面積の合計が8㎟以下の場合は、リングスリーブ小を使用します。
又、8㎟~14㎟以下は、リングスリーブ中を使用します。
それを、踏まえて上記A~Dを計算します。
A:2.0㎟×4本=8.0㎟。よって、Aはリングスリーブ小を使用します。
B:2.0㎟×5本=10.0㎟。よって、Bはリングスリーブ中を使用します。
C:2.0㎟×2本=4.0㎜。よって、Cは、リングスリーブ小を使用します。
D:2.0㎟×2本=4.0㎜。よって、Dは、リングスリーブ小を使用します。
上記により、使用リングスリーブは、中1個、小3個になりますので、
正解は、 1 になります。