第二種電気工事士の過去問 令和3年度下期 午前 配線図 問45

１：×

２：×

３：○

４：×

この問題は、⑮のジョイントボックス部分の複線図を描く必要があります。

複線図を描くと、まず上のジョイントボックスからの電源線がシとスのスイッチへと接続されます。ここで、電源線とシが接続され、シとスのスイッチの電源線は渡り線で接続されますので、ボックス内は2本の接続が1つになります。

続いて、シのスイッチとシの照明の電源線が接続され、2本の接続が1つできます。

同様に、スのスイッチとスの照明が電源線が接続され、2本の接続が1つできます。

最後に、シとスの照明からの接地線が上のジョイントボックスへと繋がる接地線と接続されるので、3本の接続が1つになります。

以上をまとめると、2本が3つ、3本が1つとなり、3が正解となります。

正解は３です。

この問題は出題科目「配線図」からの出題です。

この問題では下記の知識を求められています。

＜必要知識＞

◯複線図を理解している。

⑮のジョイントボックス内で接続しているのは（ライティングダクト、調光器のシ、ペンダントライト「ス」、スイッチ「ス」）です。

・電源b（ジョイントボックス⑭）からの接地側電線が⑰のジョイントボックス内で（ライティングダクト、ペンダントライト「ス」）に分岐され電線３本の接続点が出来ます。

この接続点ではVVF１.６が３本のため、使用する差込形コネクタは３本用です。

・電源b（ジョイントボックス⑭）からの非接地側電線が⑰のジョイントボックス内で調光器「シ」と接続され、非接地側電線２本の接続点ができます。

この接続点ではVVF１.６が２本のため、使用する差込形コネクタは２本用です。

※調光器「シ」とスイッチ「ス」はわたり配線し、非接地側電線とスイッチ「ス」を接続します。

・調光器「シ」とライティングダクトを接続して電線２本の接続点ができます。

この接続点ではVVF１.６が２本のため、使用する差込形コネクタは２本用です。

・スイッチ「ス」とペンダントライト「ス」を接続して電線２本の接続点ができます。

この接続点ではVVF１.６が２本のため、使用する差込形コネクタは２本用です。

よって使用する差込形コネクタは３本用が１個、２本用が３個になり、正解は３になります。

正解は、　3　です。

⑮で示すVVF用ジョイントボックス内の電線接続に使用する

差込形コネクタの組み合わせを答える問題です。差込口コネクターは、

差込口の数で色分けされています。差込口2個→赤色。差込口3個→青色。

差込口4個→黄色。となります。

回答手順を示します。

①配線図から複線図を書きます。

②接続部の電線数を確認します。

③使用する差込形コネクタを選択します。

以上から解説いたします。

①配線図から複線図を書きます。

上部ジョイントボックスから電源が来ます。使用機器は、

ライティングダクト、照明器具（ス）、ライテイングダクト照明器具用調光器、

照明器具（ス）用単極スイッチです。

複線化手順は、

1.使用機器を書く。

2.非接地線を負荷機器につなぐ。

3.電源線をスイッチにつなぐ。

4.スイッチと負荷機器をつなぐ。です。

②接続部の電線数を確認します。

ジョイントボックス内接続部は、4か所になります。

いずれも、VVFケーブル1.6㎜線になります。

A.電源線：2本。

B.接地線：3本。

C.単極スイッチ→照明器具（ス）：2本。

D.調光器→ライティングダクト：2本。

③使用する差込形コネクタを選択します。

上記A～Dより、差込口2個→3個。差込口3個→1個になりますので、

正解は、　3　になります。