第二種電気工事士の過去問 令和3年度下期 午前 配線図 問49

１：○

写真の器具はフェードインキャップです。

ダクトの端末から電源を引き込む場合に使用します。

1階のシにライティングダクトが使われていますので、使用されています。

２：○

写真の器具は、波付硬質合成樹脂管（FEP）用のボックスコネクタです。

1階の⑨の配線にFEPの傍記がありますので、使用されています。

３：○

写真の器具はゴムブッシングです。

金属製のボックス内にケーブルを挿入する際のケーブル保護に使用します。

3階にアウトレットボックスがありますので、ここで使用されています。

４：×

写真の器具は2号ボックスコネクタです。

硬質塩化ビニル電線管（VE管）をボックスに接続するために使用されます。

問題の配線図にVEの傍記のある配線はありませんので、使用されていません。

正解は、　4　です。

この配線図による施工で、使用されていない材料を選択する問題です。

選択肢ごとに解説いたします。

選択肢1

写真は、ライテイングダクトのジョイント部だと思われます。配線図記号は、

□----------------です。配線図では、１階の「シ」の器具です。

記載されていますので、使用されています。よって、選択肢1は誤りです。

選択肢2

写真は、地中埋設管（FEP）用のボックスコネクタです。配線図の⑨（屋外）

で記載されていますので、使用されています。よって、選択肢2は誤りです。

選択肢3

写真は、絶縁ゴムブッシングです。アウトレットボックスに使用します。

配線図記号は、□です。配線図では、3階に記載されていますので、

使用されています。よって、選択肢3は誤りです。

選択肢4

写真は、２号ボックスコネクタです。硬質塩化ビニル電線管（ＶＥ管）を

ボックスに接続するのに使用します。配線図記号は、「ＶＥ」です。

配線図に「ＶＥ」の記載はされていませんので、使用されていません。

よって、選択肢4が正解です。

よって、正解は、　4　です。

出題科目「電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具」からの出題です。

この問題では下記の知識を求められています。

＜必要知識＞

◯電気工事で使用する材料の現物写真を暗記している。