第二種電気工事士の過去問
令和3年度下期 午後
一般問題 問17
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問題
第二種 電気工事士試験 令和3年度下期 午後 一般問題 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
写真に示す器具の用途は。
- 手元開閉器として用いる。
- 電圧を変成するために用いる。
- 力率を改善するために用いる。
- 蛍光灯の放電を安定させるために用いる。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:×
2:×
3:×
4:○
写真が示す器具は蛍光灯用安定器です。
蛍光灯の放電を安定させるために用いられます。
図に「安定器」と「LAMP」の文字が見えることからも、灯りに関する安定器であることが推定できます。
よって、正解は4となります。
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02
この問題は出題科目「電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具」からの出題です。
この問題では下記の知識を求められています。
<必要知識>
◯蛍光灯用安定器の現物写真を暗記し、その機能を理解している。
写真は蛍光灯用安定器です。安定器は放電現象を利用した蛍光灯に必ずついています。
放電現象は不安定なため、安定器を付けることで放電現象が安定します。
また蛍光灯が点灯する際に必要な安定した電圧を印加させるのも安定器が行なっています。
安定器の本体には、蛍光灯のワット数や電源周波数が記載されています。
写真の安定器は30W、50Hzが記載されています。
それでは問題を解いていきます。
手元開閉器は本体に開閉用のレバーがあり、写真とは異なるため間違っています。
電源電圧を電気機器用の電圧に変えるのはトランス(変圧器)です。
トランスの本体には(一次電圧=入力電圧)と(二次電圧=出力電圧)の記載がありますが、写真の器具には1一次電圧の記載がないため間違っています。
力率改善には進相コンデンサを用います。
コンデンサの本体にはコンデンサの容量の記載がありますが、写真の器具にはないため間違っています。
蛍光灯の放電を安定させるために用いる器具は安定器で写真と一致するため正解です。
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03
本問は、蛍光灯の安定器に関する問題です。
図は、蛍光灯内蔵の安定器です。
蛍光灯は放電現象によって点灯させます。放電現象は不安定であるため、蛍光灯を安定した光源となるようにしたものが、安定器です。
安定器の役割は、
・放電を安定させます。
・蛍光灯の始動時に必要な電圧を印加し、始動電圧を低く抑えます。
×
手元開閉器は、電動機近くに設置して、作業時に機器の電路を容易に開放して、作業者が安全に作業できるための開閉器です。
×
変成器です。高電圧・高電流を低電圧・定電流に変換し、計器に使えるようにしたものです。
×
力率を改善するものは、進相コンデンサです。
○
蛍光灯の安定器です。部品の表示に、ランプという文字と安定器という文字から、判断できます。
安定器には、電子式安定器(インバータ式)と磁気式安定器があり、磁気式にはさらに、スタータ式安定器とラピットスタート式安定器があります。
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