第二種電気工事士の過去問
令和3年度下期 午後
配線図 問43

１：○

２：×

３：×

４：×

この問題は、13のジョイントボックス部分の複線図を描く必要があります。

まず、分電盤からの電源線がイロハのスイッチと繋がる2本の結線が1つできます。

次に、イのスイッチとイの電灯の電源線を繋ぐ2本の結線が1つできます。

同様に、ロのスイッチとロの電灯の電源線を繋ぐ2本の結線が1つできます。

最後に、接地線とイロハの電灯と分電盤への接地線を繋ぐ4本の結線ができます。

以上をまとめると、接続箇所は4本が1つ、2本が3つとなります。

よって、1が正解となります。

問題31で、⑬ジョイントボックスの接続に関し、解説していますので、その解説を利用します。

分電盤L-2のc から電源が ⑬ のジョイントボックスに入ります。

接地側をW、非接地側をBとします。

1) 電源のW配線は、蛍光灯「イ」と「ロ」の接地側に接続し、さらに、ジョイントボックスを出て、➀の配線の1つとして、階段下の蛍光灯「ハ」に向かい、「ハ」の接地側に接続します。

2) スイッチ「イ」と「ロ」の片側は、それぞれ ➀ の配線としてジョイントボックスに入り、それぞれの蛍光灯「イ」と「ロ」の負荷側に接続します。

3) スイッチ「イ」と「ロ」のもう片側の接点と、3路スイッチ「ハ」の0番は、渡り配線で接続し、「イ」からジョイントボックスに向かった配線は、電源線Ｂと接続します。

4) 階段上の3路スイッチ「ハ」の0番は、蛍光灯「ハ」の負荷側に接続します。

5) 以上で、蛍光灯「イ」「ロ」「ハ」の接続が完了します。それぞれのスイッチ操作で、スイッチに関係する蛍光灯が点滅することが確認できます。

以上から、ジョイントボックス内での接続は次のようになります。

➀ 電源接地線(W)は4線と接続します。

② 電源非接地線(B)は2線と接続します。

③ スイッチ「イ」と蛍光灯「イ」の負荷側 2線が接続します。

④ スイッチ「ロ」と蛍光灯「ロ」の負荷側 2線が接続します。