第二種電気工事士の過去問
令和4年度上期 午前
配線図 問42

答えは４になります。

本来は複線図を描いたほうが良いと思いますが、順番に見ていきましょう。

⑫は十字路になっているので上下左右で見ていきます。

上：スイッチ線イ、スイッチ線ロ、スイッチにつなげる黒線、照明ハにつなぐ白線

右：スイッチ線ロ、照明ロにつなぐ白線

左：スイッチ線イ、照明イにつなぐ白線

下：電源からくる白線と黒線

黒線を全部つなぎます。これは２本あることがわかります。

白線を全部つなぎます。これは４本あることがわかります。

スイッチ線イをつなぎます。これは2本あることがわかります。

スイッチ線ロをつなぎます。これは２本あることがわかります。

ということは２本差込型コネクタが３つと4本差込型コネクタが１つ必要ということがわかります。

どうしても複線図が書けない場合、上記のように白線・黒線・スイッチ線と分けて考えてください。そして白線は多く存在して数の多い差込型コネクタを使います。３なのか４なのかを確認しましょう。

スイッチ線は2本差込型にだいたいなります。

あとは黒線は場合によって変わりますので電源（これは１つ）とスイッチに向かう線（同じパネルにあるスイッチには1本だけ送る）、コンセントやスイッチのついていない負荷などの数を数えましょう。

正解は４です。

①L（黒）－スイッチ【イ】：2本

②スイッチ【イ】－蛍光灯【イ】：2本

③スイッチ【ロ】－蛍光灯【ロ】：2本

④N（白）－蛍光灯【イ】－蛍光灯【ロ】－蛍光灯【ハ】：4本

よって、2本用差込型コネクタが3個、4本用差込型コネクタが1個必要となります。

答えは（4）「2本差込形コネクタ3個、4本差込形コネクタ1個」です。

複線図に従って、分電盤、ランプ（イ）、ランプ（ロ）、点滅器・スイッチに渡る線を4本差込形コネクタ1個、その他6本をそれぞれ2本ずつ2本差込形コネクタ3個を使用いたします。