第二種電気工事士の過去問
令和4年度上期 午後
一般問題 問3

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第二種 電気工事士試験 令和4年度上期 午後 一般問題 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

電線の接続不良により、接続点の接触抵抗が0.2Ωとなった。この接続点での電圧降下が2Vのとき、接続点から1時間に発生する熱量[kJ]は。
ただし、接触抵抗及び電圧降下の値は変化しないものとする。
  • 72
  • 144
  • 288
  • 576

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (4件)

01

正解は1の72[kJ]です。

電力を求める公式 P=VI=V2/R [W]

熱量を求める公式 W=Pt[J]

この2つの公式を思い出してください。

電力は、この問題の場合は電圧と抵抗が与えられているため、P=V2/R という式を使います。

公式に代入すると、P=22/0.2=20となります。

次に、熱量を求める公式を使います。

時間 t の単位は秒であることに注意して計算すると、

1時間=3600秒より

W=20×3600

 =72000[J]

 =72[kJ] 

となります。

参考になった数48

02

接続不良箇所に流れる電流 I [A]は、I = 2 [V] ÷ 0.2 [Ω] = 10 [A] です。

接続不良箇所で消費する電力 P [W] は、単位時間(秒)当たりで、

P = 10 [A] × 2 [V] = 20 [W・s]

です。

電力を熱量に単位変換すると、1 [W・s] = 1 [J](ジュール)です。

したがって、電力 P [W・s] = 20 [W・s]は、1秒間に発生する熱量 Q =20 [J] です。

1時間に接続不良箇所で発生する熱量は、

Q [J]× 60 [分] × 60 [秒] = 20 [J] × 3600 [秒] = 72000 [J]= 72 [kJ]

となります。

選択肢1. 72

正解です。

選択肢2. 144

×

誤りです。

選択肢3. 288

×

誤りです。

選択肢4. 576

×

誤りです。

まとめ

電力の計算を、電圧×電流 (V・I)としましたが、電圧がすぐに出てこないで、抵抗と電流しかないときは、抵抗×(電流)2 (R・I2)とした方が計算が早く済みます。

参考になった数12

03

正解は [1] です。

熱量を求める場合、まずは電力P[W]を求めます。

P=EI ですが、今回電流Iが与えられていないのでオームの法則によりI=E/Rを代入します。

するとP=E2/R となります。これを計算するとP=20[W]となります。

[W]=[J/s]と置き換えることができます(ジュールの法則)

つまり一秒間で発生する熱量であるといえます。

今回は一時間に発生する熱量なので 20×60×60=72000[J]=72[kJ]となります。

わからなくなった場合は単位をそろえることを考えましょう。

参考になった数11

04

正解は「1」の72<kw>です。

まず、「電力の公式」から電力を求めます。

P=V×I

 =2×10

 =0.02 <kw>

次に、「熱量の公式」から熱量を求めます。

1時間に発生する熱量です。

W =Rt

 =3600×0.02×1

 =72<kJ>

よって、答えは「1」の72<kJ>になります。

参考になった数4