第二種電気工事士の過去問
令和4年度上期 午後
一般問題 問7

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問題

第二種 電気工事士試験 令和4年度上期 午後 一般問題 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

図のような単相3線式回路において、電線1線当たりの抵抗が0.1Ωのとき、a−b間の電圧[V]は。
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この過去問の解説 (4件)

01

正解は 3 の 104 [V] です。

まずは、電圧降下から考えていきます。

一番上の抵抗には、設問より10[A]の電流が流れています。

ここで、この回路は2つの閉回路を形成していると考えることができます。

(105[V]の起電力が2つ)

この2つの閉回路が共有している部分は、真ん中にある電線です。

これは、中性線と言われています。

この問題の電流の大きさ、向きの場合、中性線に10[A]の電流が進む方向と戻る方向に同時に流れています。そのため、この中性線に流れる電流は10ー10=0[A]となり、

0[A]の電流が流れている(=電流は流れていない)ことになります。

そのため中性線による電圧降下は起こらず、( V=0× 0.1=0[V])

電圧降下は一番上の0.1[Ω]の抵抗でのみ起こります。

よって、a - b 間の電圧は

Vab=105ー10× 0.1

  =104[V]

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02

答えは「3」の104<V>です。

今回aとbの2つの値が同じなので、中性線には電流が流れません。

V=IR

 =1<V>

したがってa-b間の電圧降下は次のようになります。

105−1=104<V>

よって答えは「3」の104<V>になります。

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03

aまでの配線で、線抵抗で失われる電圧は、

0.1 [Ω] × 10 [A] = 1 [V] です。

この単相3線式回路は、a-b間とbからの電流が同じであることから、平衡状態にあります。平衡状態では、中性線には電流が流れないため、a-b 間の電圧は、線抵抗での電圧降下がなければ、105 [V]です。

したがって、a-b 間の電圧は、105 [V] - 1 [V] = 104 [V] です。

選択肢1. 102

×

誤りです。

選択肢2. 103

×

誤りです。

選択肢3. 104

正解です。

選択肢4. 105

×

誤りです。

まとめ

単相2線式、単相3線式、三相3線式(平衡状態)の回路で、電圧降下や電力損失の問題が頻繁に出題されます。それぞれ、公式化されていますので、覚えていても損はないでしょう。

2種電気工事士試験では、ひねった問題は出ないと思われます。

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04

正解は 3 の 104[V]です。

単層三線式の場合、中性線に電流が流れないかどうかをまずは考えます。

今回a=b=10[A]ですので電流は流れません。この場合中性線での電圧降下もありません。

したがって、a-b間の電圧降下は 0.1[Ω]×10[A]=1[V]となるので、

電圧は105-1=104[V]です。

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