問題
ただし、周囲温度は30℃以下、電流減少係数は0.70とする。
正解は 2 の 24[A]です。
許容電流については暗記が必要となります。
単線の場合
1.6mm / 27A
2.0mm / 35A
2.6mm / 48A
3.2mm / 62A
より線の場合
2.0mm2/27A
3.5mm2/37A
5.5mm2/49A
8.0mm2/61A
単線は線が一本なので直径になります。より線は線がたくさんなので総断面積で表しています。
また、同一管内の本数で電流減少係数が決められています。最近の試験ではこの係数は与えられていることが多いです。
3本以下 0.70
4本 0.63
5本または6本 0.56
0.7から0.07ずつ下がっていると覚えておくとよいでしょう。
今回は2.0mm単線2本ですので、
35×0.7=24.5[A] となります。
ちなみに、四捨五入ではなく七捨八入するというルールのため25Aではなく 24[A]になりますが、選択肢が連続した値になっているということはまずないと思います。
30℃は通常温度ということですので無視してかまいません。
正解は 2 の 24 [A] です。
許容電流と電流減少係数は暗記する必要があります。
直径2[mm]の600V ビニル絶縁電線の許容電流は35[A]です。
電流減少係数は0.7より、
35× 0.7=24.5[A]
この値に最も近い24[A]が正解となります。
正解は「2」の24<A>になります。
電流減少係数と許容電流は覚えておく必要があります。
直径2mmの600vビニル絶縁電線の許容電流は35Aです。
電流減少係数は0.7になります。
35×0.7=24.5
=24(小数点切り捨て)
つまり、答えは「2」の24<A>です。
600Vビニル絶縁電線(軟銅線)の 直径 2.0 mm の許容電流値は、35 [A]です。(この値は、計算などで求められる値ではなく、暗記している必要のある値です)
金属管に電線を2本以上入れると、電線の発熱で電線管内に熱がこもり、電線の絶縁が低下します。そのため、電線の許容電流値を下げて、運用します。
電線の許容電流値を下げる大きさが、電流減少係数で、電線管に入れる電線の本数によって、係数値が変わります。
問題では、電線管に電線を2本入れたときに、電流減少係数が 0.70 であると明示していますので、電線の許容電流値は、
35 [A] × 0.70 = 24.5 [A]
になります。
電流値は、小数点がある場合で、整数とする場合は、小数点第1位を七捨八入します(内線規定)。そうすると、24.5 [A] は、24 [A] となります。
×
誤りです。
○
正解です。
×
誤りです。
×
誤りです。
電流値の場合、四捨五入では24.50と24.89 では、電流値が25と同じとなります。電流は大きい方が事故などの危険を伴うことが多いため、それをなくそうとして、内線規程の七捨八入が取り入れられました。
<参考>
600Vビニル絶縁電線(軟銅線)の許容電流
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太さ 許容電流 より線の総断面積 許容電流
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1.6 [mm] 27 [A] 2 [mm2] 27 [A]
2.0 [mm] 35 [A] 3.5 [mm2] 37 [A]
2.6 [mm] 48 [A] 5.5 [mm2] 49 [A]
3.2 [mm] 62 [A] 8 [mm2] 61 [A]
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電流減少係数
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同一管内の電線数 電流減少係数
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3本以下 0.70
4本 0.63
5本か6本 0.56
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