問題
ただし、分岐点から配線用遮断器までは3m、配線用遮断器からコンセントまでは8mとし、電線の数値は分岐回路の電線(軟銅線)の太さを示す。また、コンセントは兼用コンセントではないものとする。




正解は 4 になります。
ここで考慮しなければいけないことは
①配線用遮断器(B)に書いてあるアンペア数
②電線の太さ、特に表記が直径mmなのか断面積mm2なのか。
③定格電流のアンペア数
考慮しなくていいのはコンセント数です。
アンペア数は15,20,30,(40,50)であり、定格電流と配線用遮断器が同じ値であるか、または遮断器のほうが1つ上までならばOKです。
また電線の太さは15,20Aならば1.6mm以上、20,30ならば2.6mm/5.5mm2ならOKです。
このルールにのっとっているかを確認していきます。
1は遮断器30A、定格電流30AはOKですが断面積が3.5mm2なので不適切です。(ちなみに直径が3.5mmなら適切でした)
2は遮断器20A、定格電流が30Aなので定格電流のほうが大きいため不適切です。
3は遮断器が30A、定格電流が15Aです。2つ上になってしまっているので不適切です。
4は遮断器が20A、定格電流が20Aです。電線の太さも2.0mmなので適切です。
したがって答えは4となります。
頻出問題ですが、解き方としては
①遮断器と定格電流のアンペア数がかけ離れたものはダメ
②定格電流のほうが大きいものはダメ
で2択まで絞れると思いますので、そこから電線の太さを二乗に注意して確認するとよいでしょう。
正解は4です。
コンセントの数は無視して計算できます。
1,3. 定格電流30[A]の遮断器では、2.6[mm]または5.5[mm2]以上の太さの電線、コンセントの定格電流が20[A]または30[A]のものを使用しなければなりません。
2,4. 定格電流20[A]の遮断器では、1.6[mm]または2.0[mm2]以上の太さの電線、コンセントの定格電流が15[A]または20[A]のものを使用しなければなりません。
これらの規定に適合するのは、4のみとなります。