第二種電気工事士の過去問
令和4年度上期 午後
一般問題 問27
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問題
第二種 電気工事士試験 令和4年度上期 午後 一般問題 問27 (訂正依頼・報告はこちら)
図の交流回路は、負荷の電圧、電流、電力を測定する回路である。図中にa,b,cで示す計器の組合せとして、正しいものは。
- a:電流計 b:電圧計 c:電力計
- a:電力計 b:電流計 c:電圧計
- a:電圧計 b:電力計 c:電流計
- a:電圧計 b:電流計 c:電力計
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は4です。
直流回路でも同様ですが、電圧計は並列に、電流計は直列に接続します。
ここで、電力を求める公式は P=V I[W]です。
電圧と電流を使って求めるため、直列、並列に接続します。
☆補足☆
電圧計の内部抵抗は非常に大きいです。
そのため、直列に接続していては、ほとんどの電圧降下が電圧計によるものとなってしまい、負荷に電圧が供給されません。
並列に接続すると、内部抵抗が非常に大きいため、電圧計側に電流はほとんど流れません。
電流計の内部抵抗は非常に小さいです。
そのため、回路に並列に接続してしまうと、ほとんどの電流が電流計に流れ込んでしまい、負荷に電流が供給されなくなります。
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02
正解は4になります。
覚えることとしては、電流計の中に抵抗が入っているけどめちゃめちゃ小さい。電力は電流と電圧から求める。の2つだけです。
そうすれば、回路に対して直列に電流計を入れても電流に対して影響を与えない(=ある程度正しく電流を計測できる)ことがわかり、電力計には端子が3つ必要であることがわかるため、必然的に4が答えだとわかります。
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03
電圧計は、負荷と並列に接続します。
電流計は、負荷と直列に接続します。
電力計は、電流測定用のコイルが負荷と直列に接続し、電圧測定用のコイルが負荷と並列に接続され、両方のコイルが電流によって発生した磁界で、電力を測定します。
したがって、a は電圧計、b は電流計、c は電力計となります。
×
誤りです。a と b が逆です。
×
誤りです。a と c が逆です。
×
誤りです。b と c が逆です。
○
正解です。
c は電路にかぶさっていて分かり難いですが、それぞれ配線にコイルが接続されています。コイルが電流によって発生する磁界から、電力=電圧×電流として電力を測定します。
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