第二種電気工事士の過去問
令和4年度下期 午前
一般問題 問4

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第二種 電気工事士試験 令和4年度下期 午前 一般問題 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

図のような交流回路において、抵抗12Ωの両端の電圧V[V]は。
問題文の画像
  • 86
  • 114
  • 120
  • 160

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

交流回路において、抵抗とリアクタンスの直列接続なので

流れる電流の位相が変化します。

抵抗の端子転圧とリアクタンスの端子電圧は90度の位相差があります。

選択肢1. 86

誤りです。

選択肢2. 114

誤りです。

選択肢3. 120

抵抗12Ω、リアクタンス16Ωの直列回路の合成インピーダンスZは、

Z=√12+16=20Ω

回路に流れる電流Iは、

I=200/20=10A

抵抗の端子電圧VRは、

VR=12×10=120(V)

選択肢4. 160

誤りです。

参考になった数27

02

今回の問題は、回路に抵抗負荷とコイルが直列に配置された回路で、負荷に掛かる電圧を求める問題です。

抵抗 Rと、誘導性リアクタンス XL 直列につながったときの、合成インピーダンス Z は、

Z=√(R2 +XL2 )

となります。計算すると、

Z=√(122+162)=20 [Ω]

です。回路を流れる電流Iは、電源電圧をEとして、

I=E/Z=200 [V]/20 [Ω]=10 [A]

となります。よって、抵抗にかかる電圧 Vは、

V=10 [A]×12 [Ω]=120 [V]

です。

選択肢1. 86

×

12+16=28 [Ω]として合成抵抗として、電流を求めて、負荷抵抗の電圧を求めた結果ですが、誘導性リアクタンス XL は、抵抗と和としての抵抗値として合成できません。誤りです。

選択肢2. 114

×

選択肢3. 120

選択肢4. 160

×

まとめ

抵抗と誘導性リアクタンス XL は、位相が90°ずれるため、合成インピーダンスを、直角三角形の各辺を抵抗として考え、合成値を求めます。

参考になった数8

03

抵抗とコイルを直接接続した回路の合成インピーダンスの公式を利用し、まずは回路全体の合成インピーダンスを明らかにします。

回路全体の合成インピーダンス(R 抵抗 XL コイル)

Z=√(R2 +XL2 )

Z=√(122+162)=20 と分かります。

交流回路のオームの法則より

V=IZより

200=20×I

I=10

よって、抵抗Rに流れる両端の電圧はオームの法則より

10×12=120(V)となります。

選択肢1. 86

誤りです。

選択肢2. 114

誤りです。

選択肢3. 120

正答です。

選択肢4. 160

誤りです。

参考になった数5