第二種電気工事士の過去問
令和4年度下期 午前
一般問題 問8
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問題
第二種 電気工事士試験 令和4年度下期 午前 一般問題 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
金属管による低圧屋内配線工事で、管内に直径1.6mmの600Vビニル絶縁電線(軟銅線)3本を収めて施設した場合、電線1本当たりの許容電流[A]は。
ただし、周囲温度は30℃以下、電流減少係数は0.70とする。
ただし、周囲温度は30℃以下、電流減少係数は0.70とする。
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この過去問の解説 (3件)
01
今回の問題は、電線管に数本のケーブルを入れたときの許容電流の問題です。
電線1本当たりの許容電流は電線の太さによって決まっていますが、電線管にまとめて入れると、本数によって電流減少係数があり、
許容電流=電線の許容電流×電流減少係数
によって、許容電流が減少します。
直径1.6mmの600Vビニル絶縁電線(軟銅線)の許容電流は、27 [A] です。
この電線を、電線管に3本まで入れたときの電流減少係数は、0.70です。
よって、電線管に3本まで入れたときに、電線1本当たりの許容電流は、
27 [A] × 0.70 = 18.9 [A]
電流は、七捨八入で小数点第一を繰り上げ・下げしますので、
19 [A]となります。
○
×
許容電流を35 Aとして計算した値です。電線の太さが2.0mmですので、誤りです。
×
×
許容電流を48 Aとして計算した値です。電線の太さが2.6mmですので、誤りです。さらに、四捨五入しているので、さらに誤りです。七捨八入では、33 Aです。
<参考>
600Vビニル絶縁電線(軟銅線)の許容電流は、暗記していなければ、出てこない数値です。
―――――――――――――――――――――――――――――
太さ 許容電流 より線の総断面積 許容電流
1.6 [mm] 27 [A] 2.0 [mm2] 27 [A]
2.0 [mm] 35 [A] 3.5 [mm2] 37 [A]
2.6 [mm] 48 [A] 5.5 [mm2] 49 [A]
―――――――――――――――――――――――――――――
電流減少係数を参照に紹介します。問題文に出てくることが多いようですが、出てくる保証もないため、暗記してしまった方が・・・
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同一管内の電線数 電流減少係数
3本以下 0.70
4本 0.63
5本~6本 0.56
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02
1.6㎜のビニル絶縁電線の許容電流は、27Aです。
金属管等内に施設する場合は、本数によって電流減少係数が異なります。
1.6㎜のビニル絶縁電線の許容電流は、27Aです。
題意から電流減少係数が0.7なので許容電流は、
I=27×0.7=18.9(A)
誤りです。
誤りです。
誤りです。
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03
1.6mmの600Vビニル絶縁電線の許容電流は27Aです。
ただし、同じ管内に3本の600Vビニル絶縁電線を通すので電流減少係数についても考慮する必要があります。
27Aが本来の許容電流ですがこれに0.7を乗じた数が同じ管内に3本の600Vビニル絶縁電線が通っている時の電線の許容電流です。
27A×0.7=18.9A と計算できます。
更に七捨八入し19Aとできます。これが正答となります。
正答です。
誤りです。
誤りです。
誤りです。
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