第二種電気工事士の過去問
令和4年度下期 午前
一般問題 問9

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問題

第二種 電気工事士試験 令和4年度下期 午前 一般問題 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

図のように定格電流60Aの過電流遮断器で保護された低圧屋内幹線から分岐して、10mの位置に過電流遮断器を施設するとき、a-b間の電線の許容電流の最小値[A]は。
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この過去問の解説 (3件)

01

分岐回路の許容電流と過電流遮断器の関係

  • 幹線分岐点より3m以下の場所に過電流遮断器を施設します。
  • 分岐回路の許容電流が幹線用過電流遮断器の定格電流の 35%以上なら、8m以下の場所に過電流遮断器を施設できます。
  • 分岐回路の許容電流が幹線用過電流遮断器の定格電流の 55%以上なら、任意の場所に過電流遮断器を施設できます。

選択肢1. 15

誤りです。

選択肢2. 21

誤りです。

選択肢3. 27

誤りです。

選択肢4. 33

aーb間の距離が、10mなので、55%の値となります。

60×0.55=33(A)

参考になった数18

02

今回の問題は、屋内幹線を分岐したときの許容電流値の問題です。

分岐した配線の分岐点から過電流遮断器までの長さが 8 m を超えるため、許容電流は、定格電流の 55 % 以上となります。また、このとき、過電流遮断器は、8 mを超えた位置で、距離の制限がなくどこでも設置することができます。

さて、許容電流は、定格電流が 60 [A]ですので、

60 [A] × 0.55(55 %)=33 [A]

以上となります。求める電流値は、最小値はいくらかという問題ですので、

33 [A] が許容電流の最小値です。

選択肢1. 15

×

選択肢2. 21

×

定格電流の35%で許容電流を求めていますが、分岐点から8m以下に過電流遮断器を設けないといけません。10mに設置しますので、誤りです。

選択肢3. 27

×

選択肢4. 33

まとめ

<参考>

分岐点から、過電流遮断器までの距離に応じて、許容電流の最小値が決まります。

・3m以下であれば、制限はありません。

・8m以下であれば、許容電流は、定格電流の35%以上となります。

・8m以上であれば、距離に制限がなく、許容電流は、定格電流の55%以上となります。

参考になった数10

03

低圧の幹線を分岐した時の分岐先の電線の許容電流値についてです。

分岐点から8mより長い位置で過電流遮断器を施設する場合は、

分岐した電線の許容電流が幹線の過電流遮断器の定格電流の55%以上必要です。

幹線の過電流遮断器の定格電流は60Aなので60A×0.55=33A

と計算できます。

選択肢1. 15

誤りです。

選択肢2. 21

誤りです。

選択肢3. 27

誤りです。

選択肢4. 33

正答です。

参考になった数5