第二種電気工事士の過去問 令和4年度下期 午前 一般問題 問20
この過去問の解説 (3件)
今回の問題は、低圧屋側配線工事に関する問題です。
低圧の屋側工事あるいは屋外工事は、電気技術基準解釈第166条の表に施設場所の区分があります。
規定によると、展開した場所では、合成樹脂管工事、金属管工事、金属可とう電線管工事、ケーブル工事ができるようになっていますが、金属ダクト工事と金属線ぴ工事は施工できません。
理由は、屋側工事は、湿気が多いため、金属ダクト工事と金属線ぴ工事では、湿気を防止できないためです。
○
ケーブル工事のため、施工可能です。CVケーブルも、屋内・屋外用となっています。
○
合成樹脂管工事のため、施工可能です。
×
金属線ぴ工事は、施工不可能です。
○
ケーブル工事のため、施工可能です。VVRケーブルも、屋内・屋外用となっています。
<参考>
施工場所は屋内、屋外でできる電気配線工事があります。例えば、問題の例では、展開できる(点検ができる)場所なら可能でも、隠ぺい箇所ではできない配線工事もあります。
特に、湿気のある場所での工事は、制限があります。ただし、漏電遮断器や接地工事をすることで、可能となる場合もあります。
低圧屋側配線部分の工事の内容を理解しましょう。
適切です。
適切です。
1種金属製線ぴによる金属線ぴ工事は、低圧屋内配線工事用です。
よって不適切です。
適切です。
低圧屋側配線工事で行う事が出来る工事の種類についての設問です。
低圧屋側配線工事ではがいし引き工事、合成樹脂管工事、金属管工事、バスダクト工事もしくはケーブル工事によることができます。(ただし、造営物が木造の場合、金属管工事およびバスダクト工事は禁止されています。)
また、屋側配線工事、屋外配線工事は金属ダクト工事や金属線ぴ工事を施設することはできません。
これらに沿って肢を検討していく事となります。
適切です。屋側配線工事で、ケーブル工事を行う事は可能です。
適切です。屋側配線工事で、合成樹脂管工事を行う事は可能です。
不適切です。屋側配線工事で金属せんぴ工事を行う事はできません。
適切です。屋側配線工事で、ケーブル工事を行う事は可能です。
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