第二種電気工事士の過去問
令和4年度下期 午前
配線図 問12

⑫ のボックスには、分電盤からの電源dから入ってきます。接地が配線をW、非接地配線をBとします。

Wは、ボックス内で玄関前の電灯「ソ」の接地側に接続し、また玄関にあるDL｢セ｣の接地側に接続し、さらに、洋室の電灯周りのボックスに配線されます。

Bは、玄関前の電灯「ソ」の熱線式自動スイッチに接続します。また、Bは洋室の電灯周りのボックスに配線されます。

ボックス内で、DL「セ」用スイッチ「セ」の片側端子は、DL「セ」の負荷側に接続し、もう一方の端子は、Bに接続します。

ボックス内での接続点を整理すると、

➀ W線は、電灯「ソ」、DL「セ」の接地側端子に接続し、その接続点から洋室のボックスに分岐します。ここの接続点では4つの配線の接続がされます。配線の断面積が2mm² のため、計8mm² の接続となります。

② B線は、電灯「ソ」のスイッチに接続し、そこで接続点ができます。その接続点と、DL「セ」用のスイッチ「セ」の片側接続点と接続し、その接続点から洋室のボックスに分岐します。ここの接続点では4つの配線の接続がされます。配線の断面積が2mm² のため、計8mm² の接続となります。

③ DL「セ」用のスイッチ「セ」のもう一方の接続点は、DL「セ」の負荷側に接続します。ここの接続点では2つの配線の接続がされます。配線の断面積が2mm² のため、計4mm² の接続となります。

複線図を描いていくと

1.6㎜線を4本接続する箇所が2か所　（刻印は小）

1.6㎜線を2本接続する箇所が1か所　（刻印は〇）

となります。

dの電源側の非接地線・スのスイッチへの電線・セのスイッチへの電線・ソのスイッチへの電線

dの電源側の接地線・スの引掛シーリングの接地線・セのダウンライトの接地線・ソの白熱灯の接地線

セのスイッチ・ダウンライトへの電源の送り線

この組み合わせで電線を配線していく事になります。

複線図をしっかり書けるように練習しましょう。