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第二種電気工事士の過去問 令和4年度下期 午後 一般問題 問7

問題

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図のような単相3線式回路で、電線1線当たりの抵抗が0.1Ω、抵抗負荷に流れる電流がともに20Aのとき、この電線路の電力損失[W]は。
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( 第二種 電気工事士試験 令和4年度下期 午後 一般問題 問7 )
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この過去問の解説 (3件)

18

本問は、回路の配線抵抗による電力損失を求める問題です。

電力 [W]は、電圧×電流で求められます。電圧 V・電流 I・抵抗 Rには

オームの法則により、

V=I・Rの関係があります。

したがって、電力Pは、次のような式で求められます。

P [W]=V・I=R [Ω]・I2 [A]

よって、単相3線式の回路の1線当たりの電力損失 PLoss [W]は、

PLoss [W]=0.1 [Ω] × 20 [A] × 20 [A]=40 [W]

です。

単相3線式の回路の右下の抵抗にも 20 A が流れていることから、この3相回路は

平衡状態にあり、そのため、中性線には電流が流れません。

したがって、電力損失の起こる配線は、上と下の配線の2本です。

電力損失 [W]=PLoss ×2=40 [W] × 2=80 [W]

選択肢1. 40

×

配線1本分の損失で、もう1本分必要です。

選択肢2. 69

×

選択肢3. 80

計算に合った値です。

選択肢4. 120

×

中性線の電力損失も加えた値ですが、中性線には電流が流れないため、電力損失はありません。

まとめ

<参考>

今回の問題では、単相3線式回路が平衡状態としての電力損失を求める問題でしたが、不平衡状態では、中性線にも電流が流れるため、中性線の電力損失も加える必要があります。

不平衡状態のときの問題は、もし、中性線が断線したときに、どちらかの抵抗負荷に電流が過剰に流れ、許容値を超えたときには、負荷を破損させる可能性があることです。

付箋メモを残すことが出来ます。
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電力損失は、P = I2r [W] より、電流の2乗に比例します。

回路図を見てみると、上側と下側で電流が等しいので、キルヒホッフの第一法則より中性線には電流が流れません。

よって、電力損失が発生するのは上側と下側のみの配線になります。

P = I2r = 202× 0.1 × 2 = 80[W]

選択肢1. 40

上記説明より、誤りです。

選択肢2. 69

上記説明より、誤りです。

選択肢3. 80

正解です。

選択肢4. 120

上記説明より、誤りです。

1

電線1線あたりの電力損失を求める公式は以下のようになります。

電力損失[W]=電流I2[A]×抵抗R[Ω]‥①

問題図は単相3線式回路になり、抵抗負荷に流れる電流は上下とも20[A]であり、流れる方向も同じです。

という事はキルヒーホッフの法則により中性線の電流は0[A]となり、流れません。

なのでこの回路で電力損失が発生するのは3線中2線のみとなります。以上の事を踏まえて計算をしていきます。

電力損失[W]=202×0.1=40[W]‥②

上記で求めたのは1線当たりなので、②の値を×2倍します。

40[W]×2=80[W]

以上より電線路の電力損失は80[W]となります。

選択肢1. 40

40[W]は電線1線あたりの電力損失となるので不適切です。

選択肢2. 69

上記解説の内容と一致しないので不適切です。

選択肢3. 80

80[W]はこの電線路の電力損失となるので適切です。

選択肢4. 120

上記解説の内容と一致しないので不適切です。

まとめ

単相三線式の電力損失に関する問題は頻繁に出題されているので、公式などは確実に覚えるようにしましょう。

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