第二種電気工事士の過去問
令和4年度下期 午後
一般問題 問18
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問題
第二種 電気工事士試験 令和4年度下期 午後 一般問題 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
写真に示す器具の用途は。
- 三相回路の相順を調べるのに用いる。
- 三相回路の電圧の測定に用いる。
- 三相電動機の回転速度の測定に用いる。
- 三相電動機の軸受けの温度の測定に用いる。
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この過去問の解説 (3件)
01
今回の問題は、写真を見て器具の用途を特定する問題です。
写真の器具は、検相器(検相回転計)です。
検相器は、三相誘導モーターの電源が相順に接続され、モーターの回転方向が正しいかどうか、相順をチェックする検査器具です。
○
正解です。
付属のR・S・Tのクランプを、三相誘導モータの電源のR・S・Tに接続し、モーターと電源が正しく接続されていれば、検相回転計は、R・S・T方向の矢印通りにLEDが交互に点滅します。
もし、誤っていれば、矢印の点灯は、逆向きに点滅します。
×
電圧測定は、テスタを使用します。
×
回転速度は、回転計を使用します。
×
軸受けの温度は、棒状温度計を軸受に当てて温度を測定します。
三相誘導モーターを設置後、オーバーホール後など、電源接続を再接続してからモーターを回転させるとき、誤って電源を逆に接続したとすると、モーターが逆回転します。それを避けるために、モーターを回す前に、検相器で、相順が正しいかをチェックします。
検相器は、非接触型が多く、クランプを配線の被覆に挟んで相順を確認することができます。
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02
三相回路にはR相、S相、T相の三線があり、その順番により相順(相回転)が変化します。その相順を確認する器具として写真の検相器を使用します。
写真の3本の線(赤・白・青)は通電状態のブレーカーなどの端子台に(R相=赤、S相=白、T相=青)の順に取付け、検相器本体で回転方向を確認します。
判別の仕方としては、写真に見える検相器本体の白い矢印が時計廻りであれば正相、反時計廻りであれば逆相と判断します。主に電動機などのモーター回路に用いられます。
三相回路の相順を調べるのは検相器なので、写真と一致するため適切です。
電圧の測定は回路計(テスター)を使用するので、写真とは一致しないため不適切です。
三相電動機の回転速度の測定に用いるのは回転計なので、写真とは一致しないため不適切です。
三相電動機の軸受けの温度の測定に検相器は使用しないので不適切です。
写真を見て器具の用途を答える問題は必ず出題されますし、比較的覚えやすいので重要視して学習しましょう。
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03
図の器具は検相器です。
三相回路にそれぞれの線を接続し、a相→b相→c相なのか、はたまたa相→c相→b相なのかを確認します。
三相誘導電動機では、回転子の回転方向が相回転に依存するので、把握しておく必要があります。
正解です。
電圧の測定には回路計を用います。
回転速度の測定はタコメーター(回転計)を用います。
温度測定は、棒状の温度計を用います。
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