第二種電気工事士の過去問
令和4年度下期 午後
一般問題 問20
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問題
第二種 電気工事士試験 令和4年度下期 午後 一般問題 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
次表は使用電圧100Vの屋内配線の施設場所による工事の種類を示す表である。表中のa~fのうち、「施設できない工事」を全て選んだ組合せとして、正しいものは。
- a
- b,f
- e
- e,f
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この過去問の解説 (2件)
01
本問は、金属管工事などので施工できない場所を特定する問題です。
電気の工事で施行の有無の場所は、「電気設備技術基準解釈」第156条で規定されています。それを、問題に出ている3つの工事について紹介します。
――――――――――――――――――――――――――――――――
施工場所の 金属線ぴ工事 金属管工事 金属ダクト工事
区分
================================
点検できる隠ぺい ○ ○ ○
場所で乾燥した場所 注1)
――――――――――――――――――――――――――――――――
展開した場所で × ○ ×
湿気の多い場所
――――――――――――――――――――――――――――――――
注1) 300V以下に限ります。
×
aは施工ができる場所です。
○
bとfは施工ができない場所です。
×
eは施工ができる場所です。
×
fは施工ができない場所ですが、eは施工ができる場所です。
<参考>
「電気設備技術基準解釈」第156条では、次のように規定されます。
ケーブル工事、金属管工事、合成樹脂管工事、2種金属可とう電線管工事はどこでも工事ができます。
がいし引き工事は、展開した場所と点検できる隠ぺい場所では、施工ができます。
金属ダクト工事は、展開した場所と点検できる隠ぺい場所のうち、乾燥した場所では施工ができます。
1種金属可とう電線管工事は、展開した場所と点検できる隠ぺい場所のうち、乾燥した場所では施工ができますが、300Vを超え電動機に接続する可とう性を必要とする場所に限られます。
金属線ぴ工事とライティングダクト工事は、展開した場所と点検できる隠ぺい場所のうち、乾燥した場所では施工ができますが、300V以下に限られます。
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02
この問題は使用電圧100Vの屋内配線で施設できない工事の組合せを選択する問題です。
「金属線ぴ工事」の施設できる場所は使用電圧300V以下で乾燥した場所であれば施工ができます。ただし、点検できない隠ぺい場所では乾燥した場所であっても施工はできません。
「金属管工事」はほぼすべての場所で施工ができます。
「金属ダクト工事」の施設できる場所は使用電圧に関わらず、乾燥した場所であれば施工ができます。ただし、点検できない隠ぺい場所では乾燥した場所であっても施工はできません。
点検できる隠ぺい場所で乾燥した場所では金属線ぴ工事は可能なので不適切です。
展開した場所で湿気の多い場所では、金属線ぴ工事と金属ダクト工事は施設できないので適切です。
点検できる隠ぺい場所で乾燥した場所では金属ダクト工事は可能なので不適切です。
点検できる隠ぺい場所で乾燥した場所では金属線ぴ工事と金属ダクト工事は施設できるので不適切です。
項目が多くて暗記するのは大変だとは思いますが、まずは一つの項目から確実に覚えていけば、解ける問題もあるかと思いますので、着実に勉強していきましょう。
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