第二種電気工事士の過去問
令和4年度下期 午後
配線図 問12
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問題
第二種 電気工事士試験 令和4年度下期 午後 配線図 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
図は、木造3階建住宅の配線図である。この図に関する次の問いに対して、答えを1つ選びなさい。
【注意1.】屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
【注意2.】屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
【注意3.】漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間0.1秒以内のものを使用している。
【注意4.】選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C 0303:2000構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
【注意5.】ジョイントボックスを経由する電線は、すべて接続箇所を設けている。
【注意6.】3路スイッチの記号「0」の端子には、電源側又は負荷側の電線を結線する。
⑫で示すボックス内の接続をリングスリーブで圧着接続した場合のリングスリーブの種類、個数及び圧着接続後の刻印との組合せで、正しいものは。
ただし、使用する電線はすべてVVF1.6とする。また、写真に示すリングスリーブ中央の○、小、中は刻印を表す。
【注意1.】屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
【注意2.】屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
【注意3.】漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間0.1秒以内のものを使用している。
【注意4.】選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C 0303:2000構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
【注意5.】ジョイントボックスを経由する電線は、すべて接続箇所を設けている。
【注意6.】3路スイッチの記号「0」の端子には、電源側又は負荷側の電線を結線する。
⑫で示すボックス内の接続をリングスリーブで圧着接続した場合のリングスリーブの種類、個数及び圧着接続後の刻印との組合せで、正しいものは。
ただし、使用する電線はすべてVVF1.6とする。また、写真に示すリングスリーブ中央の○、小、中は刻印を表す。
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この過去問の解説 (2件)
01
今回の問題は、配線図に沿って配線するとき、ジョイントボックス内にできるスリーブ接続部の数と、最小のスリーブの個数を求める問題です。
ボックス⑫には、次の配線が通ります。
・分電盤aからの電源線が浴室のボックスを通って⑫に入り、便所のボックスと、
玄関のボックスに出ていきます。便所の負荷と玄関の負荷とは配線の出入りは
ありません。
・⑫ボックスに配線が出入りする負荷は、シーリングライト(CL)と和室の電灯
です。
・CLのスイッチと、電灯のスイッチは照明の近くに並んで設置され、ボックスを
通して照明の点滅をします。
この解説では、接地側をW、非接地側をBとして表現します。
・浴室のボックスからの電源は、⑫のボックスで分岐され、便所のボックスと
玄関のボックスに渡されます。
・Wの分岐点から、負荷電灯と負荷CLのWからの配線とに接続されます。
・CLのスイッチ1からCLの負荷側に配線されます。
・電灯のスイッチ1から電灯の負荷側に配線されます。
・CLのスイッチ2と電灯のスイッチ2は、渡り配線で接続されます。
・電灯のスイッチ2から電源Bに配線接続されます。この接続点は、⑫のボックス
から他の2つのボックスへ電源が分岐される点と同じ位置です。
以上から、⑫ボックス内での接続は、4か所になります。
・電源Wの線は、自信の線も含め、4方向に接続されます。
・電源Bの線は、自信の線も含め、3方向に接続されます。
・電灯スイッチ1と電灯の負荷側が接続されます。
・CLスイッチとCLの負荷側が接続されます。
・配線の太さ1.6mmから断面積は2mm2です。
×
中を使うのは、電源Wの配線5本で10mm2だけです。中2本は誤りです。
○
中を使うのは、電源Wの配線5本で10mm2だけで、電源Bの配線は4本8mm2となるため小スリーブに小の刻印、電灯スイッチとCLスイッチが負荷と接続するのは配線2本で4mm2 で、小スリーブに○の刻印が2つです。正解です。
×
中を使うのは、電源Wの配線5本で10mm2だけで、電源Bの配線は4本8mm2となるため小スリーブに小の刻印、電灯スイッチとCLスイッチが負荷と接続するのは配線2本で4mm2 で、小スリーブに○の刻印が2つです。小スリーブに小の刻印2つは誤りです。
×
中を使うのは、電源Wの配線5本で10mm2だけですが、中スリーブが無いのは誤りです。
複線図をことばで解説したため、分かり難かった、もしくは分からなかったかもしれません。複線図を作成して、検証して下さい。
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02
ボックス内の圧着接続に関する問題です。この問題の特徴は圧着接続後の刻印についても問われているところです。
リングスリーブは3種類(大・中・小)あり、圧着ペンチ(柄が黄色)を使用して圧着します。
圧着ペンチには4か所(大・中・小・特小)のダイスがありその種類の分別がこの問題のポイントとなります。※特小ダイスは1.6mmの電線2本のみ専用
以上の事を踏まえた上で、⑫のボックスに入る配線を整理していきましょう。
・電源線VVF1.6×2C(+:黒、-:白)
・電源送り線①VVF1.6×2C(+:黒、-:白)
・電源送り線②VVF1.6×2C(+:黒、-:白)
・照明器具【キ】VVF1.6×2C(器具線:黒、-:白)
・照明器具【コ】VVF1.6×2C(器具線:黒、-:白)
・スイッチ線VVF1.6×3C(+:黒、器具【キ】:白、器具【コ】:赤)
同じ性質の線を結ぶと次のようになります。
・電源+‥4本(電源線、電源送り線×2、スイッチ線)
・電源-‥5本(電源線、電源送り線×2、照明器具×2)
・器具線【キ】‥2本(電源線、照明器具【キ】)
・器具線【コ】‥2本(電源線、照明器具【コ】)
この結果、1.6mm同士だとリングスリーブ(小)では4本までと制限されるので上記結果により、リングスリーブ(中)は1個、リングスリーブ(小)は3個になります。
次に圧着ペンチのダイスの内訳になりますが1.6mm2本のみの接続は2か所なので特小は2。小は1となります。
※(特小)の刻印は○となります。
上記解説の個数と一致しないので不適切です。
上記解説の個数と一致するので適切です。
上記解説の個数と一致しないので不適切です。
上記解説の個数と一致しないので不適切です。
この問題で問われてる事は、実技試験や実際の現場で使用する知識です。
特にリングスリーブの圧着箇所を間違えてしまうと重大な事故につながるので、時間を割いて勉強する事をお薦めします。
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