第二種電気工事士の過去問
令和5年度上期 午前
一般問題 問1

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第二種 電気工事士試験 令和5年度上期 午前 一般問題 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

図のような回路で、スイッチSを閉じたとき、a−b端子間の電圧[V]は。
問題文の画像
  • 30
  • 40
  • 50
  • 60

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (4件)

01

この問題は直流回路の電圧を計算する問題です。

スイッチSを閉じた場合の回路図を考えて電圧を計算します。

スイッチSを閉じると、スイッチSに並列に並んだ抵抗には流れず、スイッチSの方に流れます。

次に電流はa-b端子間に並列にある、回路図上では縦方向の抵抗に流れます。

以上からスイッチSを閉じた時の回路を考えると、

直流電圧に抵抗が2個並んだだけの回路になります。

回路図の抵抗値は全て同じで、

同じ抵抗値の場合1個当たりの抵抗にかかる電圧値は、元の電源電圧値を抵抗の数で割ったものになるので

100÷2=50[V]

となります。

選択肢1. 30

不正解です。

選択肢2. 40

不正解です。

選択肢3. 50

正解です。

選択肢4. 60

不正解です。

まとめ

直流回路も問題は電気分野では初歩的な問題になりますが、計算ミスで間違えることもあるので注意が必要です。

参考になった数13

02

この問題は直並列回路の計算問題になります。a−b端子間の電圧[V]を求めるには電圧源からの電流の流れが重要となります。まず電圧源に近い抵抗30Ωには必ず電流が流れ電圧降下が発生します。次に抵抗30Ω(上側)とスイッチ(下側)が並列接続になっている部分はスイッチを閉じると下側の線は短絡します。この状態になれば電流の性質上抵抗30Ω(上側)には電流が流れません。ですのでこの抵抗30Ω(上側)は無視ができます。次にa−b端子間には抵抗30Ωが並列接続されているのでこちらにも電流は流れます。まとめると、スイッチSを閉じれば電圧源から見た回路は実質抵抗30Ωが2個の直列回路となります。あとは分圧の法則の公式を活用して求めるだけです。

a−b端子間の電圧[V]=(抵抗30[Ω]×直流電流源100[V])÷(抵抗30[Ω]+抵抗30[Ω])=50[V]

以上のようになります。

各選択肢を見ていきます。

選択肢1. 30

冒頭の説明の答えと一致しないので不適切です。

選択肢2. 40

冒頭の説明の答えと一致しないので不適切です。

選択肢3. 50

冒頭の説明の答えと一致するので適切です。

選択肢4. 60

冒頭の説明の答えと一致しないので不適切です。

まとめ

直並列回路問題は毎回必ず出題されています。計算問題が苦手な方も多いかとは思いますが、まずは初歩的な問題から徐々に難易度を上げていく学習方法をお薦めいたします。

参考になった数10

03

この問題は「短絡」と「開放」について理解している必要があります。

選択肢3. 50

この回路ではまず、Sを閉じる(短絡)することにより、Sの上の30Ωを無視することができます。

なぜかというと電流は流れやすい方に流れるからです。壁がある道より何もない道の方が通りやすいからです。

また、a点の横の30Ωも無視することができます。

なぜかというとその抵抗は、片方が回路とつながっていない(開放)状態となっている為、

電流が流れないからです。行き止まりの道と先に行ける道なら先に行ける道へ行きますよね。

上記のことから抵抗二つを無視できる為、回路としては30Ωの抵抗が2つ並列に並んだ回路と考えることができます。そしてa-b間にある抵抗はそのうちの片方の抵抗だけですので100Vが半分に分圧されて50Vとなります。

参考になった数1

04

設問は電気回路の分解ができるかを問う問題です。

100Vの電圧に対して抵抗の分圧が出来れば解けます。

まずスイッチを入れた場合、スイッチと並列の30Ωの抵抗側に電流は流れなくなります。

よって電圧は100V×30Ω/60Ωとなり、50Ωとなります。

 

 

選択肢1. 30

上記の通り不正解です。

選択肢2. 40

上記の通り不正解です。

選択肢3. 50

上記の通りなので、正解です。

選択肢4. 60

上記の通り不正解です。

参考になった数0