第二種電気工事士の過去問
令和5年度上期 午前
配線図 問3

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問題

第二種 電気工事士試験 令和5年度上期 午前 配線図 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

図は、木造1階建住宅の配線図である。この図に関する次の問いに対して、答えを1つ選びなさい。

【注意1】屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
【注意2】屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
【注意3】漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間0.1秒以内のものを使用している。
【注意4】選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C 0303:2000構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
【注意5】分電盤の外箱は合成樹脂製である。
【注意6】ジョイントボックスを経由する電線は、すべて接続箇所を設けている。
【注意7】3路スイッチの記号「0」の端子には、電源側又は負荷側の電線を結線する。

③で示す器具の接地工事における接地抵抗の許容される最大値[Ω]は。
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この過去問の解説 (3件)

01

③のコンセントは250Vを使用しているので、

D種接地工事が必要になります。

D種接地工事では接地抵抗を

・100Ω以下

当該電路に地絡を生じた場合に0.5秒以内に自動的に

 電路を遮断する装置を施設するときは500Ω以下

にする必要があります。

【注意3】に漏電遮断器の動作時間は0.1秒以内とあるので

接地抵抗の最大値は500Ωになります。

選択肢1. 10

不正解です。

選択肢2. 100

不正解です。

選択肢3. 300

不正解です。

選択肢4. 500

正解です。

まとめ

配線図から接地抵抗の条件や接地抵抗の条件が導き出せるように覚えておきましょう。

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02

③で示す器具の接地工事はD種接地工事なので接地抵抗値は100Ω以下となりますが、分電盤結線図をよく見ると主幹ブレーカー【BE】は漏電遮断器となっています。問題文【注意3】より動作時間0.1秒以内のものとなっているため、接地抵抗値は500Ω以下まで緩和されます。各選択肢を見ていきましょう。

選択肢1. 10

許容される最大値ではないので不適切です。実際の基準値からいうと適合しています。

選択肢2. 100

許容される最大値ではないので不適切です。実際の基準値からいうと適合しています。

選択肢3. 300

許容される最大値ではないので不適切です。実際の基準値からいうと適合しています。

選択肢4. 500

許容される最大値なので適切です。

まとめ

配線図だけで判断するのではなく分電盤図や注意喚起をよく読まないと間違えてしまうので、視野を広げて問題に取り組みましょう。

参考になった数3

03

③のコンセントは使用電圧250V以下なのでD種接地工事が該当し、100Ω以下となります。

但し、漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間0.1秒以内となっており、接地抵抗値は500Ω迄緩和されます。

余談ですが問のコンセントはエアコン用コンセントになります。

選択肢1. 10

接地抵抗値の最大値ではありません。

選択肢2. 100

接地抵抗値の最大値ではありません。

選択肢3. 300

接地抵抗値の最大値ではありません。

選択肢4. 500

接地抵抗値の最大値となり、正解です。

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