第二種電気工事士の過去問
令和5年度上期 午前
配線図 問12

⑫のジョイントボックスにて接続されるケーブルは下記の5通り。

①電源線(L) 1本：電源線1本と片切スイッチの1本、3路スイッチの1本を接続

②電源線(N) 1本：電源線の返り1本と照明器具【シ】からの配線1本を接続

③照明器具【シ】の器具かえり線1本と片切スイッチの返り線1本を接続

④3路スイッチの共通線 2本：３路スイッチの１同士を接続

⑤3路スイッチの共通線 2本：３路スイッチの３同士を接続

これらはすべて小スリーブで接続することが出来ます。

単線図を複線図に書き換えて、⑫で圧着接続する場合の

リングスリーブの組み合わせと最小個数を求める問題です。

⑫のジョイントボックスに接続される配線は

・電源線(L) 1本：電源と片切スイッチ、3路スイッチを接続

・電源線(N) 1本：電源と照明器具【シ】と接続

・照明器具【シ】の器具かえり線 1本：片切スイッチと照明器具【シ】

・3路スイッチの共通線 2本：上下の3路スイッチを接続

電線5本なのでスリーブは5つ必要です。

また電線は全てVVF1.6を2本接続するので、スリーブのサイズは「小」を使用します。

この問題は正確に単線図を複線図に変換し、接続のルールを守ることがです。

⑫で示すボックス内の配線を1つずつ見ていくと次のようになります。

①電源線VVF1.6-2C(黒：＋、白：－)

②照明器具【シ】VVF1.6-2C(黒：器具かえり線、白：－)

③スイッチ線【シ】VVF1.6-2C(黒：＋、白：器具かえり線)

④スイッチ線【3路共通線・サ】VVF1.6-2C(黒：共通線3、白：共通線1)

以上のようになります。

次に同じ性質どうしの線を集めると次になります。

・電源線(黒)1.6×2本＝小スリーブ【電源線＋スイッチ線(シ)】

・電源線(白)1.6×2本＝小スリーブ【電源線＋照明器具線(シ)】

・器具かえり線(黒・白)1.6×2本＝小スリーブ【スイッチ線(シ)＋照明器具線(シ)】

・3路スイッチ共通線(黒)1.6×2本＝小スリーブ【共通線(サ)＋共通線(サ)】

・3路スイッチ共通線(白)1.6×2本＝小スリーブ【共通線(サ)＋共通線(サ)】

以上のようになります。

合計すると小スリーブ5本のみです。

各選択肢を見ていきます。