第二種電気工事士の過去問
令和5年度上期 午後
一般問題 問4

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問題

第二種 電気工事士試験 令和5年度上期 午後 一般問題 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

単相交流回路で200Vの電圧を力率90%の負荷に加えたとき、15Aの電流が流れた。負荷の消費電力[kW]は。
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この過去問の解説 (3件)

01

消費電力について、「有効電力(kW)」「無効電力(kvar)」「皮相電力(kVA)」が理解出来ていて、消費電力を求める計算式を暗記出来ていれば解ける問題となっています。

選択肢1. 2.4

計算式に当てはめると、誤っています。

選択肢2. 2.7

正しいです。

消費電力の公式「P=VIcosθ」に当てはめていきましょう。

PVIcosθは 、消費電力〔W〕=電圧〔V〕×電流〔A〕×力率〔cosθ〕 のことです。

力率は100倍してパーセント表示にできるため、90%は0.9とします。

数値を当てはめていくと、

200×15×0.9=2700(W)

最後に、2700Wを2.7kWに変換すると答えになります。

選択肢3. 3

計算式に当てはめると、誤っています。

選択肢4. 3.3

計算式に当てはめると、誤っています。

まとめ

消費電力の公式「P=VIcosθ」を覚えておけば、どの問題にも対応が出来ます。

kWからWへの単位変換も忘れずに行いましょう。

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02

単相交流の消費電力を求める公式は次のようになります。

消費電力P[W]=電圧[V]×電流[A]×力率[%]‥①

※力率とは皮相電力(容量)に対しての有効電力(使う電力)の割合です。

①式に問題の数値を入れて求めます。

消費電力P[W]=200[V]×15[A]×0.9=2700[W]‥②

※力率90[%]は百分率表記なので割合に戻すと0.9になります。

②で求めた2700[W]を[kW]に変換すると次のようになります。

2700[W]÷1000=2.7[kW]

※1[kW]=1000

選択肢1. 2.4

上記解説の冒頭の数値と一致しないので不適切です。

選択肢2. 2.7

上記解説の冒頭の数値と一致するので適切です。

選択肢3. 3

上記解説の冒頭の数値と一致しないので不適切です。

選択肢4. 3.3

上記解説の冒頭の数値と一致しないので不適切です。

まとめ

交流回路の電力には皮相電力[V・A]、有効電力[W]、無効電力[Var]と三種類ありますが、

第2種電気工事士試験では有効電力を求める問題が頻繁に出題されているので、公式などは覚えるようにしましょう。

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03

単相電力の消費電力PはP=IVcosθ。I:電流、V:電圧、cosθ:力率となります。

選択肢1. 2.4

誤答です。

選択肢2. 2.7

単相電力の消費電力P(w)はP=IVcosθ(w)。I:電流、V:電圧、cosθ:力率となります。

当てはめると15×200×0.9=2700w。kw変換して2.7kwになります。

選択肢3. 3

誤答です。※おそらく力率かけ忘れてます。

選択肢4. 3.3

誤答です。

まとめ

消費電力PはP=IVcosθ。I:電流、V:電圧、cosθ:力率

無効電力QはQ=IVsinθ。I:電流、V:電圧、sinθ:無効率

皮相電力SはS=IV。I:電流、V:電圧

参考になった数3