第二種電気工事士の過去問 令和5年度上期 午後 一般問題 問5
この過去問の解説 (3件)
Y結線での電流を求めるには、オームの法則を使用すると分かれば解くことが出来る問題となっています。
計算式に当てはめると誤っています。
正しいです。
問題図は三相3線式回路でY結線なのが分かります。
電流はオームの法則「I=V/R」で求める事ができます。
電流【I】、電圧【V】、抵抗【R】を表します。
当てはめていくと、
√3/10=20/1.73=11.6となり、正しいことが分かります。
計算式に当てはめると誤っています。
計算式に当てはめると誤っています。
三相3線式の回路でありY結線になっていることが理解出来ていて、Y結線での電流の求め方が分かっていることがポイントになってきます。
図は三相3線式の星形結線(Y結線)回路になります。負荷(抵抗10[Ω])が3個、逆Yの時に接続されている状態をいいます。
電流I[A]は線電流とも呼ばれ、負荷抵抗10[Ω]に流れる電流は相電流といいます。
Y結線時は線電流=相電流となります。ですので、電流を求める式は以下のようになります。
相電流I[A]=相電圧[V]÷抵抗[Ω]‥①
あとは①式に当てはめるだけですが、ここでポイントがひとつあります。
電圧200[V]になりますが、この電圧は線間電圧といいます。
ですので相電流を求めるには相電圧を求める必要があります。
Y結線時の線間電圧と相電圧の関係は以下のようになります。
・線間電圧[V]=相電圧[V]×√3‥②
②式を変形すると次のようになります。
・相電圧[V]=線間電圧[V]÷√3‥③
③式より問題の相電圧を求めていきます。
・相電圧[V]=200÷√3≒115.5[A]
①式より相電流を求めます。
・相電流I[A]=115.5[A]÷10[Ω]≒11.6[A]
※相電流は1相分に流れる電流なので抵抗は10[Ω]のみでよい。
そして上記で述べたように線電流=相電流だから。
電流I[A]は11.6[A]となります。
上記解説の冒頭の数値と一致しないので不適切です。
上記解説の冒頭の数値と一致するので適切です。
上記解説の冒頭の数値と一致しないので不適切です。
上記解説の冒頭の数値と一致しないので不適切です。
三相3線式の交流回路では上記で述べたY結線以外にもΔ結線(デルタ結線)もあり、線間電圧と相電圧の関係性も変わっていきます。単純に√3倍すれば良いと覚えるだけではなく、関係性なども余裕があれば学習していきましょう。
三相交流回路のオームの法則の問題です。
線間電圧と相電圧の関係性から電圧を求めれば簡単に出すことが出来ます。
誤答です。
線間電圧は200Vなので相電圧は200÷√3=115.60…(V)。
オームの公式より115.6V÷10Ω=11.56(A)。
誤答です。
誤答です。
線間電圧及び相電圧、線間電流及び相電流の関係性について理解しましょう。
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