第二種電気工事士の過去問
令和5年度下期 午前
一般問題 問17

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第二種 電気工事士試験 令和5年度下期 午前 一般問題 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

写真に示す機器の名称は。
問題文の画像
  • 水銀灯用安定器
  • 変流器
  • ネオン変圧器
  • 低圧進相コンデンサ

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

写真から機器名を答える問題です。

見たことがあれば、すぐに分かりますが、初めて見る場合は、混乱します。

シールの記述内容などを参考にして、消去法で選択肢から選べば、こらえられます。

選択肢1. 水銀灯用安定器

水銀安定器は、直方体の機器に、水銀灯に取付け金具があります。誤りです。

選択肢2. 変流器

大電流回路の電流を、計器などで必要な電流に、変換する機器です。

写真のような部品ではなく、機器としての様相です。

選択肢3. ネオン変圧器

表示にネオン変圧器と、変換する電圧が表示されています。

写真の物とは異なります。

選択肢4. 低圧進相コンデンサ

低圧進相コンデンサは電動機回路の力率改善に使用されます。

表示の「50μF」とコンデンサ容量が表示されているため、コンデンサ関連機器と分かります。

参考になった数2

02

写真の機器は、電動機などの力率改善に使用されます。

 

電力には、電動機などを動作させるために使用できる有効電力と使用できない無駄な電力である無効電力があります。

通常の電力は、有効電力と無効電力が足し合わされた状態となっており、足し合わされた電力に対する有効電力の割合が力率です。

 

無効電力が多い力率が低い状態は、余分な電流が流れて電動機などにとっても望ましくありません。

従って力率は高い状態にすることが大切です。

 

低圧進相コンデンサは無効電力を減らし、力率を改善するので、電力を有効に活用することができます。

選択肢1. 水銀灯用安定器

水銀灯は放電現象を利用した照明機器です。

放電現象は不安定で、電源に直接つなぐと大量の電流が流れて機器が破損する恐れがあります。

それを防ぐための機器が水銀灯安定器です。

用途が違うため、不正解です。

選択肢2. 変流器

大電流が流れる電気機器の電流測定に使用される機器です。

大電流を計器に使用できる小電流に変換します。

用途が違うので、不正解です。

選択肢3. ネオン変圧器

ネオン管を点灯させるために必要な機器です。

ネオン管を点灯するには、高電圧が必要で、100Vや200Vといった低電圧では点灯しません。

ネオン変圧器は、低電圧をネオン管点灯に必要な高電圧に変換します。

用途が違うため不正解です。

選択肢4. 低圧進相コンデンサ

解説の通りであり、正解です。

まとめ

機器の見た目と用途をしっかりと整理しておきましょう。

参考になった数1