第二種電気工事士の過去問
令和5年度下期 午前
一般問題 問21

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問題

第二種 電気工事士試験 令和5年度下期 午前 一般問題 問21 (訂正依頼・報告はこちら)

低圧屋内配線の図記号と、それに対する施工方法の組合せとして、正しいものは。
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この過去問の解説 (2件)

01

配線の表し方は以下のように決められています。

また配線、電線及び電線管の種類の記号は以下の通りです。

電線の種類

記号電線の種類
  IV600Vビニル絶縁電線
 VVF600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル(平型)
 VVR600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル(丸型)
  CV600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル
EM-EEF600Vポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル(平型)

 

電線管の種類

記号配管の種類
  Eねじなし電線管
 VE硬質塩化ビニル電線管
 PF合成樹脂製可とう電線管
 F2二種金属製可とう電線管
MM1一種金属線ぴ
MM2二種金属線ぴ
HIVE耐衝撃性硬質塩化ビニル電線管
 FEP波付硬質合成樹脂管

 

上記の表を頭に入れた上で問題を解く必要があります。

選択肢1. 解答選択肢の画像

配線の記号が短い破線なので露出配線、配管の種類はE19と書いてあるのでねじなし電線管(19mm)です。

電線はIV1.6なので、600Vビニル絶縁電線(1.6mm)、電線数は斜め線が3本あるので3本になります。

 

選択肢では配線、配管の種類が間違っているので不正解です。

選択肢2. 解答選択肢の画像

配線の記号が実線なので天井隠ぺい配線、配管の種類はPF16と書いてあるので合成樹脂製可とう電線管(16mm)です。

電線はIV1.6なので、600Vビニル絶縁電線(1.6mm)、電線数は斜め線が3本あるので3本になります。

 

選択肢では配線、配管の種類が間違っているので不正解です。

選択肢3. 解答選択肢の画像

配線の記号が実線なので天井隠ぺい配線は正解ですが、合成樹脂製可とう電線管の記号のPFが書かれていません。

電線はIV1.6なので、600Vビニル絶縁電線(1.6mm)、電線数は斜め線が3本あるので3本になります。

 

配管の種類の記号が書かれていないため、不正解です。

選択肢4. 解答選択肢の画像

配線の記号が短い破線なので露出配線、配管の種類はF2 17と書いてあるので二種金属製可とう電線管(17mm)です。

電線はIV1.6なので、600Vビニル絶縁電線(1.6mm)、電線数は斜め線が3本あるので3本になります。

 

選択肢は全て正しいので正解です。

まとめ

配線の表し方と記号をしっかりと覚えることが大切です。

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02

問題は電線管の種類・電線管の施設方法を、図記号に表されている中で、正しい図記号を問うものです。

 

電線管と電線を示す図記号は、次のように決められています。

     電線の条数(図は3本)

―――――///――――――――

     IV 1.6 (E19)

    電線の種類と電線の太さ、()の中は電線管の種類と太さを表します。

 

電線管の種類と記号は、次のように決まっています。

種類記号
薄鋼電線管、厚鋼電線管記号なし
ネジなし電線管E
2種金属製可とう電線管F2
合成樹脂製可とう電線管PF,CD
硬質塩化ビニル電線管VE
耐衝撃性硬質塩化ビニル電線管HVE
波付硬質合成樹脂管FEP

選択肢1. 解答選択肢の画像

E19 は、ネジなし電線管で径19mmです。また、直線が点線は、露出配線です。

選択肢2. 解答選択肢の画像

PF16は、合成樹脂製可とう電線管で径16mmです。また、直線が実線は、天井隠ぺい配線です。

選択肢3. 解答選択肢の画像

合成樹脂製可とう電線管とあるので、16だけではなく、PF16としなければなりません。

直線が実線は、天井隠ぺい配線で、合っています。

選択肢4. 解答選択肢の画像

F2は、2種金属製可とう電線管で、合っています。

直線が、点線ですので、露出配線で、合っています。

まとめ

電線管の施工法で、問題の2件の他に次の2件があります。

直線が、長い点線は、床隠ぺい配線です。

直線が、一点鎖線は、地中埋設配線、あるいは天井ふところ内配線です。

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