第二種電気工事士の過去問
令和5年度下期 午後
一般問題 問8
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問題
第二種 電気工事士試験 令和5年度下期 午後 一般問題 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
金属管による低圧屋内配線工事で、管内に断面積3.5mm2の600Vビニル絶縁電線(軟銅線)4本を収めて施設した場合、電線1本当たりの許容電流[A]は。
ただし、周囲温度は30°C以下、電流減少係数は0.63とする。
ただし、周囲温度は30°C以下、電流減少係数は0.63とする。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題は単線とより線の許容電流値を暗記していないと解くことが出来ません。
・単線・・・直径1.6mm(27A)、2.0mm(35A)、2.6mm(48A)
・より線・・・断面積2.0mm²(27A)、3.5mm²(37A)、5.5mm²(49A)
暗記さえしてしまえばどのような数値が出ても解くことができるので、しっかり覚えていきましょう。
この値は単線1.6mmか断面積2.0mm²の時の値なので、誤りです。
断面積3.5mm²の時の許容電流は37Aとなり、この値に電流減少係数を掛けて求めると37x0.63=約23Aとなります。
この値は断面積5.5mm²の時の値なので、誤りです。
計算してもこのような値にはなりません。
許容電流以外にも電流減少係数が問題文に記載されていない事もあるので、こちらも覚えておくといいでしょう。
3本以下・・・0.7
4本・・・0.63
5~6本・・・0.56
7~15本・・・0.49
0.7から始まり0.07ずつ小さくなると覚えておきましょう。
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02
絶縁電線の許容電流は、単線の場合は太さ、より線の場合は総断面積で、決まっています。
また、同一管に数本の電線を入れると、熱量が上がるため、許容電流を同一電線管に入れる本数ごとに電流減少係数が決まっています。
2つの表は、次のようになります。
表1 絶縁電線の許容電流
太さ
(mm)
許容電流値
(A)
総断面積
(mm2)
許容電流値
(A)
表2 電流減少係数
電線は3.5 mm2を使うため、表1から、許容電流は、37 [A]です。
同一電線管に入れる電線は4本ですので、表2より電流減少係数は、0.63です。
したがって、断面積3.5mm2 の許容電流は、
37 [A]×0.63=23.3=23 [A]
です。ここで、23.3は電流ですので、七捨八入で計算しました。
誤
計算法と計算する数値は多数あるため、どの数値を使用したか、確認が必要です。
正
解説で計算した通りの値です。
誤
計算法と計算する数値は多数あるため、どの数値を使用したか、確認が必要です。
誤
計算法と計算する数値は多数あるため、どの数値を使用したか、確認が必要です。
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03
電線の許容電流の値は電技解釈の第146条で定められています。
断面積3.5㎜2の600Vビニル絶縁電線の許容電流は37[A]となります。
電流減少係数は0.63なので、電線1本当たりの許容電流は
37[A]×0.63=23[A]となります。
不正解です。
正解です。
不正解です。
不正解です。
単線とより線の導線それぞれの許容電流を覚えて試験に臨みましょう。
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