クレーン・デリック運転士の過去問
平成29年(2017年)10月
原動機及び電気に関する知識 問30

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問題

クレーン・デリック運転士試験 平成29年(2017年)10月 原動機及び電気に関する知識 問30 (訂正依頼・報告はこちら)

感電災害及びその防止に関し、誤っているものは次のうちどれか。
  • 感電による死亡原因としては、心室細動の発生、呼吸停止及び電気火傷があげられる。
  • 電気火傷には、アークなどの高熱による熱傷のほか、電流通過によるジュール熱によって起きる皮膚や内部組織の傷害がある。
  • 接地は、漏電している電気機器のフレームなどに人が接触したとき、感電の危険を小さくする効果がある。
  • 天井クレーンは、鋼製の走行車輪を経て走行レールに接触しているため、走行レールが接地されている場合には走行トロリ線に身体が接触しても感電の危険はない。
  • 感電による危険を電流と時間の積によって評価する基準によれば、一般に50ミリアンペア秒が安全限界とされている。

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この過去問の解説 (2件)

01

1.正しいです。

感電による死亡原因としては、心室細動の発生、呼吸停止及び電気火傷があげられます。

2.正しいです。

電気火傷には、アークなどの高熱による熱傷のほか、電流通過によるジュール熱によって起きる皮膚や内部組織の傷害があります。

3.正しいです。

接地は、漏電している電気機器のフレームなどに人が接触したとき、感電の危険を小さくする効果があります。

4.誤りです。

天井クレーンは、鋼製の走行車輪を経て走行レールに接触しているため、走行レールが接地されている場合には走行トロリ線に身体が接触すると感電の危険があります。

5.正しいです。

感電による危険を電流と時間の積によって評価する基準によれば、一般に50ミリアンペア秒が安全限界とされています。

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02

誤っているものは4番です。

4 .天井クレーンは、トロリ線に高電圧が通っているため、走行レールが設置されているかに関わらず、トロリ線に触れるのは大変危険です。

1 .一般的に感電による死亡の原因として、心室細動の発生、呼吸停止、電気火傷が多く挙げられています。
2 .電気火傷には、アークの高熱による熱傷の他、電気通化による皮膚組織や、内臓などの内部組織の火傷などがあります。
3 .接地は、漏電している電気機器のフレームなどにある電気を大地に逃がすため、人が接触した時の感電の危険を小さくする効果があります。
5 .一般に、人間が感電し、電流と時間の積による評価の基準とした時の安全限界は50ミリアンペア秒だといわれています。

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