クレーン・デリック運転士 過去問
平成30年(2018年)10月
問33 (クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問33)
問題文
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問題
クレーン・デリック運転士試験 平成30年(2018年)10月 問33(クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問33) (訂正依頼・報告はこちら)
- 鉛1m3の質量は、約11.4tである。
- 物体の体積をV、その単位体積当たりの質量をdとすれば、その物体の質量Wは、W=V×dで求められる。
- 銅の比重は、約8.9である。
- 形状が立方体で均質な材質でできている物体では、各辺の長さが4倍になると質量は12倍になる。
- アルミニウム1m3の質量と水2.7m3の質量は、ほぼ同じである。
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この過去問の解説 (3件)
01
鉛の1m³あたりの質量は、約11.4tです。
2 . 正しいです。
質量(w)を求める計算式は、体積(V)×体積当たりの質量(d)です。
3 . 正しいです。
銅の比重は、約8.9です。
4 . 誤りです。
形状が立方体で均質な材質でできている物体では、各辺の長さが4倍になると質量は64倍となります。
5 . 正しいです。
アルミニウム1m³の質量は2.7です。
水の質量は1m³あたり1.0なので、2.7m³だとほぼ同じとなります。
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02
物体の質量や比重に関する知識は、機械設計や構造解析などにおいて基本的であり、材料の選定や荷重計算に不可欠です。特に、体積・密度・比重の関係や、それらから導かれる質量の変化を正しく理解することは、安全性や効率を考慮した設計に直結します。本問題では、これらに関する記述の中から適切でないものを選ぶことが求められています。
正しい記述です。鉛の密度は約11.4g/cm³(=11.4t/m³)なので正しいです。
正しい記述です。体積×密度=質量 という基本式(W=V×d)は正しいです。
正しい記述です。銅の比重は約8.9(水を1としたときの相対密度)で正しいです。
誤りです。立方体の体積は V = 辺の長さ³ で求められます。
よって、辺の長さを4倍にすると体積は 4³ = 64倍 になります。
材質が均質であれば密度(単位体積あたりの質量)は変わらないため、質量も体積と同様に64倍になります。
つまり、「12倍になる」という記述は不正確です。
正しい記述です。アルミニウムの密度は約2.7t/m³なので、水2.7m³と同質量であり、記述は正確です。
質量は物体の体積と密度(または比重)によって決まり、立方体のような規則的な形状では、寸法の変化が体積と質量に与える影響を立体的に捉えることが重要です。今回の問題では、立方体の「体積=長さの3乗」という関係を正しく理解していれば、誤りに気付けます。設計や材料選定の実務でも活用される基本事項ですので、しっかりと身につけておきましょう。
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03
物体の質量及び比重に関する問題です。
暗記系が多いですが、普通に覚えると効率が悪いので、語呂合わせで覚えていきましょう。
正しい記述です。
鉛はいいよ(11.4)と覚えましょう。
正しい記述です。
物体の体積をV、その単位体積当たりの質量をdとすれば、その物体の質量Wは、W=V×dで求める事ができます。
問題によってはV÷dと出題される事もあるので注意して下さい。
正しい記述です。
ど迫力→(銅、8、9)力と覚えましょう。
形状が立方体で均質な材質でできている物体では、各辺の長さが4倍になると質量は12倍ではなく64倍となります。
4×4×4=64です。
正しい記述です。
アルミニウム1m³の質量は2.7となり、水の質量は1m³あたり1なので同一となります。
兄は詩人(ア、2)は詩人(7)と覚えましょう。
こちらで考えた語呂合わせで覚えてもいいですが、自分なりに覚えやすい語呂合わせを考えてみるのも頭に定着しやすいのでオススメです。
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