クレーン・デリック運転士 過去問
平成30年(2018年)10月
問34 (クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問34)
問題文
「水平面に置いてある物体を図に示すように傾けると、この物体に作用している[ A ]により生じた力が合力Wとして重心Gに鉛直に作用し、回転の中心△を支点として、物体を[ B ]とする方向に[ C ]として働く。」

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
クレーン・デリック運転士試験 平成30年(2018年)10月 問34(クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問34) (訂正依頼・報告はこちら)
「水平面に置いてある物体を図に示すように傾けると、この物体に作用している[ A ]により生じた力が合力Wとして重心Gに鉛直に作用し、回転の中心△を支点として、物体を[ B ]とする方向に[ C ]として働く。」

- A:重力 B:元に戻そう C:モーメント
- A:重力 B:倒そう C:遠心力
- A:復元力 B:元に戻そう C:引張応力
- A:遠心力 B:倒そう C:引張応力
- A:向心力 B:元に戻そう C:動荷重
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
傾いている物体の重心Gは支点より内側にありますので、合力Wに対して重心Gに鉛直に作用し、物体は元に戻ろうとモーメントが働きます。
参考になった数11
この解説の修正を提案する
02
物体の安定性や転倒に関する問題では、重心に働く力やモーメント(力の回転効果)の理解が重要です。本問では、傾けられた物体に作用する力がどのように影響し、物体が転倒しようとする力学的な関係を問うています。特に、重力・回転方向・力の種類などを正しく読み取る力が求められます。
傾いた物体の重心Gが支点の内側に位置している場合、重力の合力Wは重心を通って鉛直下向きに作用します。このとき、Wによって物体には支点を中心に元の位置へ戻ろうとするモーメントが働くため、物体は自然と安定な状態に復元されようとします。
この問題は、物体が傾いた際に重力によるモーメントがどのように作用するかを正しく理解していれば解けます。重力は物体の重心に鉛直下向きに作用し、それが回転の中心を支点としてモーメントを生み出します。このモーメントが物体を転倒させる方向に働くため、支点と重心の位置関係が非常に重要です。重力・回転・モーメントの関係性は、建築・機械・土木など幅広い分野で使われる基本的な力学知識です。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
03
重心に関する問題です。
難しく考えずに、頭の中で物体の重心がどのように動くか考えると解きやすくなると思います。
水平面に置いてある物体を図に示すように傾けた場合、物体に作用している重心によって生じた力が合力Wとして重心Gに鉛直に作用し、回転の中心△を支点として、物体を元に戻そうとする方向にモーメントとして働きます。
したがってこの選択肢の組み合わせが正しいです。
物体を傾けた時の重心のイメージをしてみると解きやすいです。
ちなみにモーメントとは物体を動かす時の作用を指します。覚えておいて下さい。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問33)へ
平成30年(2018年)10月 問題一覧
次の問題(問35)へ