クレーン・デリック運転士 過去問
平成31年(2019年)4月
問10 (クレーン及びデリックに関する知識 問10)
問題文
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問題
クレーン・デリック運転士試験 平成31年(2019年)4月 問10(クレーン及びデリックに関する知識 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
- ブームを有するデリックで、定格荷重とは、デリックの構造及び材料並びにブームの傾斜角に応じて負荷させることができる最大の荷重をいい、フックなどのつり具分が含まれる。
- 作業半径とは、ブームの取付ピンとつり具中心との水平距離をいう。
- 揚程とは、つり具を有効に上げ下げできる上限と下限との間の垂直移動距離をいう。
- ブームの傾斜角とは、ブームの中心線とマストの中心線とのなす角をいう。
- 定格速度とは、つり上げ荷重に相当する荷重の荷をつって、巻上げ、旋回などの作動を行う場合のそれぞれの最高の速度をいう。
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この過去問の解説 (3件)
01
ブームを有するデリックで、定格荷重とは、デリックの構造及び材料並びにブームの傾斜角に応じて負荷させることができる最大の荷重から、フックなどのつり具分を差し引いた荷重をいいます。
2 . 誤りです。
作業半径とは、旋回中心とつり具中心との水平距離をいいます。
3 . 正しいです。
揚程とは、つり具を有効に上げ下げできる上限と下限との間の垂直移動距離をいいます。
4 .誤りです。
ブームの傾斜角とは、ブームの中心線と水平面とのなす角をいいます。
5 .誤りです。
定格速度とは、定格荷重に相当する荷重の荷をつって、巻上げ、旋回などの作動を行う場合のそれぞれの最高の速度をいいます。
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02
デリックに関する用語の問題です。
デリック特有の用語が多いですが、こちらも良く出題される部分なので、しっかり理解しておきましょう。
ブームを有するデリックで、定格荷重とは、デリックの構造及び材料並びにブームの傾斜角に応じて負荷させることができる最大の荷重を指しますが、フックのつり具は含まれません。
作業半径とは、ブームの取付ピンではなく、旋回の中心とつり具の中心との水平距離を指します。
正しい記述です。
揚程とは、つり具を有効に上げ下げできる上限と下限との間の垂直移動距離を指します。ポンプなどの吸い上げる高さも揚程と言います。
ブームの傾斜角とは、ブームの中心線とマストの中心線ではなく水平面とのなす角を指します。
定格速度とは、つり上げ荷重ではなく定格荷重に相当する荷重の荷を吊った状態で、巻上げや旋回などの作動を行う場合のそれぞれの最高の速度を指します。
デリック特有の単語もありますが、クレーンなどでも使用する言葉も含まれているので、復習のつもりで理解しておきましょう。
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03
デリックは建設現場などで使用される仮設クレーンの一種であり、その操作や設計に関する各種用語は、安全かつ効率的な作業のために正確に理解しておく必要があります。
不適切な記述です。定格荷重には、フックなどのつり具の質量は含まれないのが原則です。つり具を含めた重量で荷をつる際には、それを差し引いた実質的な荷の重さが定格荷重の範囲内でなければなりません。
不適切な記述です。作業半径とは、ブームの取付ピンと、つり荷の吊り中心(フック中心)との「水平距離」を指しますが、正確には「ブームの鉛直投影からの水平距離」である必要があり、記述の表現がやや不十分です。
適切な記述です。揚程(ようてい)とは、つり具を有効に上げ下げできる範囲の垂直距離を指します。上限はフックの最上昇位置、下限はフックの最下降位置で、その間の距離が揚程です。
不適切な記述です。ブームの傾斜角とは、ブームの中心線と水平線とのなす角です。マストとの角度ではありません。マストは常に垂直なため、表現が誤っています。
不適切な記述です。定格速度とは、定格荷重をつった状態で機械が安全に作動できる最大速度のことです。正確には「作業時における標準的な運転速度」を意味し、「最高の速度」と表現するのは誤りです。
デリックに関する用語は、それぞれの意味を正しく理解しておかないと、操作ミスや設計ミスにつながる可能性があるため、定義に基づいた正確な知識が必要です。特に「揚程」や「作業半径」などは現場で頻繁に用いられる重要な用語であり、混同しないよう注意しましょう。
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