クレーン・デリック運転士の過去問
令和2年(2020年)4月
クレーン及びデリックに関する知識 問5
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和2年(2020年)4月 クレーン及びデリックに関する知識 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
クレーンの給油及び点検に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- ワイヤロープの点検で直径を測定する場合は、フックブロックのシーブを通過する頻度が高い部分を避け、エコライザシーブの下方 1 m 程度の位置で行う。
- 潤滑油としてギヤ油を用いた減速機箱は、箱内が密封されているので、油の交換は不要である。
- 軸受へのグリースの給油は、転がり軸受では毎日 1 回程度、平軸受(滑り軸受)では 6 か月に 1 回程度行う。
- ワイヤロープには、ロープ専用のマシン油を塗布する。
- 給油装置は、配管の穴あき詰まりなどにより給油されないことがあるので、給油部分から古い油が押し出されていることなどの状態により、新油が給油されていることを確認する。
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この過去問の解説 (2件)
01
1 .適切ではありません。
フックブロックのシーブを通過する頻度が高い部分は特にワイヤーロープが傷みやすいので重点的に点検を行う必要があります。また、直径を測定する場合は、劣化やほつれ、傷みがないかも合わせて点検しましょう。
エコライザシーブはほとんど回転しませんが、ワイヤーロープに対して曲げ荷重がかかる部分です。下方 1 m 程度の位置で点検を行う定めはありませんが、定期的な点検をする必要があります。
2 .適切ではありません。
ギヤ油はギヤの摩擦によって汚れたり、劣化していきますので、定期的な油の交換が必要です。
3 .適切ではありません。
軸受へのグリースの給油は、平軸受(滑り軸受)では毎日 1 回程度、転がり軸受では 6 か月に 1 回程度行うことが望ましいです。
4 .適切ではありません。
ワイヤロープには、ロープ専用のグリースを塗布してください。
マシン油などで代用するとワイヤーロープが傷む原因になります。
5 .適切です。
給油装置に配管の穴あきや詰まりがあると正しく給油されません。
給油部分から古い油が押し出されている状態から新油が給油されていることを確認します。
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02
5、給油装置は、配管の穴あき詰まりなどにより給油されないことがあるので、給油部分から古い油が押し出されていることなどの状態により、新油が給油されていることを確認します。給油過多によりブレーキ等に付着しないように注意が必要です。荷の落下につながります。
1、ワイヤーロープの点検で直径を測定するときは一番劣化している箇所を測定するべきです。
2、ギアオイルはギアの摩擦によって劣化するため、定期的に交換する必要があります。
3、グリスの給油は毎日する必要はありません。
4、ワイヤーロープにはロープ専用油を塗布する必要があります。
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