クレーン・デリック運転士の過去問
令和2年(2020年)4月
クレーン及びデリックに関する知識 問7

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和2年(2020年)4月 クレーン及びデリックに関する知識 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

クレーンの安全装置などに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
  • レバー形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は、巻上げ過ぎ及び巻下げ過ぎの両方の位置制限を 1 個のリミットスイッチで行うことができる。
  • 走行レールの車輪止めの高さは、走行車輪の直径の 2 分の 1 以上とする。
  • クレーンの運転者が、周囲の作業者などに注意を喚起するため必要に応じて警報を鳴らす装置には、運転室に設けられた足踏み式又はペンダントスイッチに設けられた警報用ボタン式のブザー、サイレンなどがある。
  • アンカーは、屋外に設置されたクレーンが作業停止時に暴風などにより逸走することを防止する装置で、走行路の定められた係留位置で、短冊状金具を地上の基礎に落とし込むことなどによりクレーンを固定して逸走を防止する。
  • ねじ形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は、巻上用ワイヤロープを交換した場合は、フックの位置とトラベラーの作動位置を再調整する必要がある。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は1です。

1 .適切ではありません。
レバー形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は、フックブロックの上面にあるリミットレバーを押し上げることで反応します。巻上げ過ぎ防止には作動しますが、巻下げ過ぎ防止には作動しません。

2 .適切です。
走行レールの車輪止めの高さは、走行車輪の直径の 2 分の 1 以上にするように定められています。

3 .適切です。
警報を鳴らす装置には、運転室に設けられた足踏み式又はペンダントスイッチに設けられた警報用ボタン式のブザー、サイレンなどがあります。
運転者は必要に応じて警報を鳴らし、周囲の作業者に危険を知らせる義務があります。

4 .適切です。
アンカーは、屋外に設置されたクレーンが作業停止時に暴風などにより逸走することを防止する装置です。走行路の定められた係留位置で、短冊状金具を地上の基礎に落とし込むことなどによりクレーンを固定して逸走を防止します。

5 .適切です。
ねじ形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は、巻上用ワイヤロープを交換した場合は、フックの位置とトラベラーの作動位置を再調整する必要があります。

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02

適切でないのは1番です。

1 .レバー形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は、巻下げ過ぎを防ぐことできず、巻き巻上げ過ぎを防止する為のリミットスイッチです。

2 .走行レールの車輪止めの高さは、車輪が車輪止めを越えられないよう走行車輪の直径の 2 分の 1 以上となっています。

3 .クレーンには、足踏み式又はペンダントスイッチに設けられた警報用ボタン式のブザー、サイレンなどがあり、運転者がこれを使い、周囲の作業者などに注意を喚起するために使用することができます。

4 .クレーンが作業停止中に逸走することを防止する為アンカーが使用されています。

5 .クレーンの過防止装置にねじ型リミットスイッチを用いた場合、巻上用ワイヤロープを交換した時、フックの位置とトラベラーの作動位置を再調整する必要があります。

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