クレーン・デリック運転士の過去問
令和2年(2020年)4月
クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問38
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和2年(2020年)4月 クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問38 (訂正依頼・報告はこちら)
図のような形状のアルミニウム製の直方体を同じ長さの 2 本の玉掛け用ワイヤロープを用いてつり角度 60° でつるとき、1 本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いものは次のうちどれか。
ただし、アルミニウムの 1 m3 当たりの質量は 2.7 t 、重力の加速度は 9.8 m/s2 とする。また、荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープ及び荷のつり金具の質量は考えないものとする。
ただし、アルミニウムの 1 m3 当たりの質量は 2.7 t 、重力の加速度は 9.8 m/s2 とする。また、荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープ及び荷のつり金具の質量は考えないものとする。
- 15 kN
- 19 kN
- 26 kN
- 31 kN
- 37 kN
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題はまず重量の2.7tをKNに直す必要があります。
式として、2700㎏×9.8N=26460N=26.46KNとなります。
これを2本のワイヤーロープに分散させると、26.46÷2=13.23KNとなります。
次に、ワイヤーロープの吊り角度による張力係数が60°だと1.16倍なので、13.23×1.16=15.3KNとなります。
よって、一番近いのは1番となります。
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02
ワイヤーロープ1本にかかる張力を求める計算式は、
質量÷つり本数×重力の加速度×張力係数
です。
物体の質量は、1m×1m×1m×2.7t=27,000㎏
つり本数は2本
重力の加速度は9.8 m/s²
つり角度60°の張力係数は1.16です。
これらの値を式にあてはめると
27,000㎏÷2本×9.8 m/s²×1.16=15346.8N
単位をkNに直します。
15.3468kN
よって、1 本のワイヤロープにかかる張力の値に最も近いのは15kNとなります。
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