クレーン・デリック運転士の過去問
令和3年(2021年)4月
原動機及び電気に関する知識 問29

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和3年(2021年)4月 原動機及び電気に関する知識 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

電気計器の使用方法に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
  • 回路計(テスター)では、測定する回路の電圧や電流の大きさの見当がつかない場合は、最初に測定範囲の最小レンジで測定する。
  • 電流計は、測定する回路に並列に接続して測定し、電圧計は、測定する回路に直列に接続して測定する。
  • 電流計で大電流を測定する場合は、交流では分流器を、直流では変流器を使用する。
  • アナログテスターでは、正確な値を測定するため、あらかじめ調整ねじで指針を「0」に合わせておく。
  • 電圧計で交流高電圧を測定する場合は、計器用変圧器により昇圧した電圧を測定する。

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この過去問の解説 (2件)

01

選択肢1は誤りです。

回路計(テスター)では、測定する回路の電圧や電流の大きさの見当がつかない場合は、回路計に過剰な負荷をかけないために、最初に測定範囲の最大レンジで測定します。

選択肢文では、最初に測定範囲の最小レンジで測定するとなっており、誤りです。

選択肢2は誤りです。

電流計は、測定する回路に直列に接続して測定し、電圧計は、測定する回路に並列に接続して測定します。

選択肢文では、電流計が並列・電圧計が直列となっているので、逆であり誤りです。

選択肢3は誤りです。

電流計で大電流を測定する場合は、交流では変流器を、直流では分流器を使用します。

選択肢文では、交流では分流器・直流では変流器となっているので、逆であり誤りです。

選択肢4は正しいです。

アナログテスターで正確な値を測定するためには、使用前に赤と黒のリード棒をショートさせて、0Ωを指すように調整する必要があります。

選択肢5は誤りです。

電圧計で交流高電圧を測定する場合は、安全のため、計器用変圧器により降圧した電圧を測定します。

選択肢文では、昇圧した電圧を測定するとなっているので、逆であり誤りです。

参考になった数4

02

答えは(4)です。

解説

1.「回路計(テスター)では、測定する回路の電圧や電流の大きさの見当がつかない場合は、最初に測定範囲の最小レンジで測定する。」は誤りです。

回路計(テスター)では、測定する回路の電圧や電流の大きさの見当がつかない場合は、回路計に過大な負荷をかけないようにするため、最初に測定範囲の最大レンジで測定しなければなりません。

2.「電流計は、測定する回路に並列に接続して測定し、電圧計は、測定する回路に直列に接続して測定する。」は誤りです。

電流計は、測定する回路に直列に接続して測定します。電圧計は、測定する回路に並列に接続して測定します。

3.「電流計で大電流を測定する場合は、交流では分流器を、直流では変流器を使用する。」は誤りです。

電流計で大電流を測定する場合は、交流では変流器を使用します。直流では分流器を使用します。

4.「アナログテスターでは、正確な値を測定するため、あらかじめ調整ねじで指針を「0」に合わせておく。」は正しいです。

5.「電圧計で交流高電圧を測定する場合は、計器用変圧器により昇圧した電圧を測定する。」は誤りです。

電圧計で交流高電圧を測定する場合は、安全を確保するため、計器用変圧器により降圧した電圧を測定します。

参考になった数2