クレーン・デリック運転士 過去問
令和3年(2021年)10月
問2 (クレーン及びデリックに関する知識 問2)
問題文
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和3年(2021年)10月 問2(クレーン及びデリックに関する知識 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
- 普通Zより:A ラングSより:B
- 普通Zより:A ラングSより:C
- 普通Zより:B ラングSより:C
- 普通Zより:B ラングSより:D
- 普通Zより:C ラングSより:D
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この過去問の解説 (3件)
01
ワイヤロープには、より方が2種類あり、「普通より」と「ラングより」があります。
ストランド(素線の束)のより方向と素線のより方向が異なるものを「普通より」といい、ストランドと素線のより方向が同じものを「ラングより」といいます。
また、ストランドのより方向によって、「Zより」と「Sより」に分けられます。
以上のことから、「普通Zよりワイヤロープ」に該当するものはB、「ラングSよりワイヤロープ」に該当するものはDとなります。
よって、選択肢4が正解となります。
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02
この問題は、アルファベットの「Z」と「S」、そして「普通」と「ラング」の違いさえ分かれば、一瞬で解けます。
見分けるポイントは以下の2点です。
「Zより」か「Sより」か?(ロープ全体のねじれ方向)
「普通より」か「ラングより」か?(素線の向きとの関係)
Zより(右より):ロープの模様が、アルファベットの「Z」の斜め線(右上がり)と同じ向き。
Sより(左より):ロープの模様が、アルファベットの「S」の斜め線(左上がり)と同じ向き。
普通より:ロープの筋と、中の細かい線(素線)が縦線。
ラングより:ロープの筋と、中の細かい線(素線)が斜め線。
この関係を考えると、A=普通Sより、B=普通Zより、C=ラングZより、 D=ラングS となります。
したがって、「普通Zより:B ラングSより:D」が正しいです。
それぞれの特徴をまとめましたので、ワイヤロープ選定の際に活用してください。
1. 普通より(Ordinary Lay)
「硬くて、ねじれにくい。だから扱いやすい」
特徴:
形が崩れにくい(キンクしにくい)。
自転しにくい(よりが戻りにくい)。
ただし、表面が点接触なので、摩耗には少し弱い。
主な用途:
玉掛け用ワイヤロープ(これ一択)
一般的なクレーンの巻上げ用。
荷物を吊って空中でフリーになる場合。
2. ラングより(Lang Lay)
「しなやかで長持ち。でも、ねじれやすい」
特徴:
表面が線接触なので、なめらかで摩耗に強い(寿命が長い)。
柔軟性があり、シーブ(滑車)になじみやすい。
最大の弱点:自転しやすい(よりが戻りやすい)、キンクしやすい。
主な用途:
エレベーター、ロープウェイ。
クレーンの「巻上げ用」(※回転しないようにガイドがある場合など)。
玉掛け用には推奨されていない(荷物がくるくる回ってしまい、ロープが緩んで危険だから)
3. Zより と Sより
「基本はZ。Sは相殺用」
Zより(右より):
業界の標準。特に指定がなければこれを使う。
ネジ(右ネジ)と同じ向きなので覚えやすい。
Sより(左より):
特殊な用途。
「2本使って回転を止めたい時」に使われる。
(例:ZよりとSよりをペアで使うと、互いにねじれる方向が逆になるので、回転しようとする力が打ち消し合う)
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03
ワイヤロープのよりに関する問題です。
ワイヤロープのよりは意識しないと中々見る機会ないかもしれませんが、クレーンを扱う際には重要な内容なので、忘れないようにしましょう。
普通よりはワイヤロープとストランドのよりが逆方向で、ラングよりは同一方向です。
分かりやすく画像で説明すると中の細い線が縦線が普通より、斜め線がラングよりとなります。
ストランドのより方向が画像のワイヤロープを少し右に傾けた時に上から「Z」を描くように巻かれているものがZより、上から「S」を描くように巻かれているものがSよりとなります。
したがって、それぞれのより方は
A=普通Sより、B=普通Zより、C=ラングZより、 D=ラングSよりとなります。
実際にワイヤロープを巻く機会があれば、これらの内容を意識して巻くとイメージが付きやすいかと思います。
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