クレーン・デリック運転士 過去問
令和4年(2022年)10月
問3 (クレーン及びデリックに関する知識 問3)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和4年(2022年)10月 問3(クレーン及びデリックに関する知識 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

クレーンの運動とそれに対する安全装置などの組合せとして、適切なものは次のうちどれか。
  • 走行 ――― 走行車輪直径の4分の1以上の高さの車輪止め
  • 横行 ――― 横行車輪直径の5分の1以上の高さの車輪止め
  • 起伏 ――― 逸走防止装置
  • 巻下げ ―― 重錘形リミットスイッチを用いた巻過防止装置
  • 巻上げ ―― ねじ形リミットスイッチを用いた巻過防止装置

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この過去問の解説 (2件)

01

適切なものは

「巻上げ――ねじ形リミットスイッチを用いた巻過防止装置」です。

 

クレーンの運動と対応する安全装置の組み合わせについて、各選択肢を詳しく解説します。

選択肢1. 走行 ――― 走行車輪直径の4分の1以上の高さの車輪止め

この組み合わせは誤りです。
車輪止めは、逸走を防ぐために走行時に設置される装置ですが、一般的な高さとして「車輪直径の4分の1以上」という具体的な規定はありません

選択肢2. 横行 ――― 横行車輪直径の5分の1以上の高さの車輪止め

この組み合わせは誤りです。
横行運動において車輪止めが使用されることは通常ありません。横行の安全は、リミットスイッチなどの装置によって確保されます。

選択肢3. 起伏 ――― 逸走防止装置

この組み合わせは誤りです。
逸走防止装置は、クレーンが突風などで意図せず動き出すのを防ぐための装置であり、通常は走行クレーンに設置されます。起伏運動に直接関係する装置ではありません

選択肢4. 巻下げ ―― 重錘形リミットスイッチを用いた巻過防止装置

この組み合わせは誤りです。
重錘形リミットスイッチは、通常、巻上げ運動における巻過防止のために使用されます。巻下げ時に適用される装置ではありません。

選択肢5. 巻上げ ―― ねじ形リミットスイッチを用いた巻過防止装置

この組み合わせは正しいです。
ねじ形リミットスイッチは、巻上げ運動における過巻きを防止するために使用される装置です。この装置によりフックやワイヤロープが過度に巻き取られることを防ぎます。

まとめ

クレーンの運動ごとに適切な安全装置を理解することは、操作ミスや事故を防ぐために重要です。特に巻上げ時には、ねじ形リミットスイッチのような巻過防止装置が不可欠である点を覚えておきましょう。

参考になった数5

02

クレーンの運動とそれに対する安全装置に関する問題です。

安全装置は安全に作業を行うために必要な装置となるので、しっかり内容を覚えておきましょう。

選択肢1. 走行 ――― 走行車輪直径の4分の1以上の高さの車輪止め

走行は車輪直径の4分の1以上ではなく2分の1以上の高さの車輪止めが必要となります。

選択肢2. 横行 ――― 横行車輪直径の5分の1以上の高さの車輪止め

横行は横行車輪直径の5分の1ではなく4分の1以上の高さの車輪止めが必要となります。

選択肢3. 起伏 ――― 逸走防止装置

起伏の安全装置は逸走防止装置ではなく、傾斜角指示装置などを用います。

逸走防止装置は風などの影響で動かなくする装置となります。

選択肢4. 巻下げ ―― 重錘形リミットスイッチを用いた巻過防止装置

重錘形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は巻下げではなく巻上げの安全装置となります。

選択肢5. 巻上げ ―― ねじ形リミットスイッチを用いた巻過防止装置

正しい組み合わせです。

ねじ形リミットスイッチを用いた巻過防止装置は巻上げの安全装置となります。

まとめ

特に走行と横行の車輪の高さに関する数値は忘れないようにして下さい。

参考になった数4