クレーン・デリック運転士 過去問
令和4年(2022年)10月
問16 (関係法令 問6)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和4年(2022年)10月 問16(関係法令 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

つり上げ荷重10tの転倒するおそれのあるクレーンの検査に関する記述として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
  • クレーン検査証の有効期間の更新を受けようとする者は、原則として、登録性能検査機関が行う性能検査を受けなければならない。
  • 性能検査においては、クレーンの各部分の構造及び機能について点検を行うほか、荷重試験及び安定度試験を行うものとする。
  • クレーンのジブに変更を加えた者は、所轄労働基準監督署長が検査の必要がないと認めたものを除き、変更検査を受けなければならない。
  • 所轄労働基準監督署長は、変更検査に合格したクレーンについて、当該クレーン検査証に検査期日、変更部分及び検査結果について裏書を行うものとする。
  • クレーン検査証の有効期間をこえて使用を休止したクレーンを再び使用しようとする者は、使用再開検査を受けなければならない。

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この過去問の解説 (2件)

01

つり上げ荷重10tの転倒するおそれのあるクレーンの検査に関する問題です。

性能検査や変更検査などの取り決めに関する内容なので、しっかり覚えておきましょう。

選択肢1. クレーン検査証の有効期間の更新を受けようとする者は、原則として、登録性能検査機関が行う性能検査を受けなければならない。

正しい記述です。

クレーン検査証の有効期間の更新を受けようとする者は、原則として、登録性能検査機関が行う性能検査を受けなければならないと定められています。

選択肢2. 性能検査においては、クレーンの各部分の構造及び機能について点検を行うほか、荷重試験及び安定度試験を行うものとする。

性能検査においては、クレーンの各部分の構造及び機能について点検を行うほか、荷重試験を行います。

安定度試験は行いません。

選択肢3. クレーンのジブに変更を加えた者は、所轄労働基準監督署長が検査の必要がないと認めたものを除き、変更検査を受けなければならない。

正しい記述です。

クレーンのジブに変更を加えた者は、所轄労働基準監督署長が検査の必要がないと認めたものを除き、変更検査を受けなければならないとされています。

選択肢4. 所轄労働基準監督署長は、変更検査に合格したクレーンについて、当該クレーン検査証に検査期日、変更部分及び検査結果について裏書を行うものとする。

正しい記述です。

所轄労働基準監督署長は、変更検査に合格したクレーンについて、当該クレーン検査証に検査期日、変更部分及び検査結果について裏書を行うものと定まっています。

選択肢5. クレーン検査証の有効期間をこえて使用を休止したクレーンを再び使用しようとする者は、使用再開検査を受けなければならない。

正しい記述です。

クレーン検査証の有効期間をこえて使用を休止したクレーンを再び使用しようとする者は、使用再開検査を受けなければいけません。

まとめ

これらの検査は実際に自分で行う訳ではないですが、守らないと法令違反となる場合があるので、間違えないようにしましょう。

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02

つり上げ荷重3t以上のクレーンは性能検査を2年ごとに行わなければなりません。

問題を見ていきましょう。

選択肢1. クレーン検査証の有効期間の更新を受けようとする者は、原則として、登録性能検査機関が行う性能検査を受けなければならない。

正しいです。

選択肢2. 性能検査においては、クレーンの各部分の構造及び機能について点検を行うほか、荷重試験及び安定度試験を行うものとする。

誤りです。

安定度試験は行いません。

選択肢3. クレーンのジブに変更を加えた者は、所轄労働基準監督署長が検査の必要がないと認めたものを除き、変更検査を受けなければならない。

正しいです。

選択肢4. 所轄労働基準監督署長は、変更検査に合格したクレーンについて、当該クレーン検査証に検査期日、変更部分及び検査結果について裏書を行うものとする。

正しいです。

選択肢5. クレーン検査証の有効期間をこえて使用を休止したクレーンを再び使用しようとする者は、使用再開検査を受けなければならない。

正しいです。

まとめ

性能検査での荷重試験は定格荷重に相当する吊り荷を吊って、

定格速度にて巻き上げ、横行、走行、旋回を行います。落成検査の時とは条件が違うので注意しましょう。

参考になった数0