クレーン・デリック運転士の過去問
令和4年(2022年)10月
関係法令 問7

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和4年(2022年)10月 関係法令 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

クレーン・デリック運転士免許及び免許証に関する次のAからEの記述について、法令上、誤っているもののみを全て挙げた組合せは次のうちどれか。

A 免許に係る業務に従事するときは、当該業務に係る免許証を携帯しなければならない。ただし、屋外作業等、作業の性質上、免許証を滅失するおそれのある業務に従事するときは、免許証に代えてその写しを携帯することで差し支えない。
B 免許に係る業務に現に就いている者は、氏名を変更したときは、免許証の書替えを受けなければならない。ただし、変更後の氏名を確認することができる他の技能講習修了証等を携帯するときは、この限りでない。
C 免許証を他人に譲渡又は貸与したときは、免許の取消し又は効力の一時停止の処分を受けることがある。
D 労働安全衛生法違反により免許の取消しの処分を受けた者は、処分を受けた日から起算して30日以内に、免許の取消しをした都道府県労働局長に免許証を返還しなければならない。
E 労働安全衛生法違反により免許を取り消され、その取消しの日から起算して1年を経過しない者は、免許を受けることができない。
  • A,B,C,D
  • A,B,D
  • B,C,D
  • B,D,E
  • C,E

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この過去問の解説 (1件)

01

誤っているものは

「A,B,D」です。

 

A 免許に係る業務に従事するときは、当該業務に係る免許証を携帯しなければならない。ただし、屋外作業等、作業の性質上、免許証を滅失するおそれのある業務に従事するときは、免許証に代えてその写しを携帯することで差し支えない。

 

この記述は誤りです。
法令では、業務に従事するときは原則として免許証そのものを携帯することが求められています。免許証の写しを携帯することが認められる例外規定はありません。

 

B 免許に係る業務に現に就いている者は、氏名を変更したときは、免許証の書替えを受けなければならない。ただし、変更後の氏名を確認することができる他の技能講習修了証等を携帯するときは、この限りでない。

 

この記述は誤りです。
氏名変更があった場合には、必ず免許証の書替えを受ける必要があります。代替証明書の携帯で免許証書替えの義務が免除されることはありません

 

C 免許証を他人に譲渡又は貸与したときは、免許の取消し又は効力の一時停止の処分を受けることがある。

 

この記述は正しいです。
免許証の譲渡や貸与は重大な違反であり、処分の対象となります。免許は本人専用で、他人への貸与は許されません。

 

D 労働安全衛生法違反により免許の取消しの処分を受けた者は、処分を受けた日から起算して30日以内に、免許の取消しをした都道府県労働局長に免許証を返還しなければならない。

 

この記述は誤りです。
免許の取消し処分を受けた場合、免許証は速やかに返還する必要があり、30日以内という期間の猶予は認められていません。

選択肢1. A,B,C,D

この選択肢は誤りです。

選択肢2. A,B,D

この選択肢は正しいです。

選択肢3. B,C,D

この選択肢は誤りです。

選択肢4. B,D,E

この選択肢は誤りです。

選択肢5. C,E

この選択肢は誤りです。

まとめ

免許証の携帯義務は原則として写しでは代用できず、常に原本を携帯する必要があります。

氏名変更時の対応として、必ず免許証の書替えを行う必要があり、他の証明書で代用することはできません。免許取消し時の対応は迅速に行う必要があり、返還義務に遅れが生じることは法令違反となります。免許証の適切な管理と遵守事項を理解し、安全な業務遂行を心がけることが大切です。

 

 

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