クレーン・デリック運転士の過去問
令和4年(2022年)10月
原動機及び電気に関する知識 問5

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和4年(2022年)10月 原動機及び電気に関する知識 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

クレーンの給電装置及び配線に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
  • イヤー式のトロリ線給電は、トロリ線の充電部が露出しており、設置する場所によっては感電する危険がある。
  • 爆発性のガスや粉じんが発生するおそれのある場所では、キャブタイヤケーブルを用いた防爆構造の給電方式が採用される。
  • 旋回体、ケーブル巻取式などの回転部分への給電には、トロリバーが用いられる。
  • トロリ線給電のうち絶縁トロリ線方式のものは、一本一本のトロリ線が、すその開いた絶縁物で被覆されており、集電子はその間を摺動して集電する。
  • 内部配線は、一般に、絶縁電線を金属管などの電線管又は金属ダクト内に収め、外部からの損傷を防いでいる。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題では、クレーンの給電装置や配線に関する知識が問われています。選択肢の中から「適切でないもの」を選びます。

選択肢1. イヤー式のトロリ線給電は、トロリ線の充電部が露出しており、設置する場所によっては感電する危険がある。

この記述は正しいです。 

イヤー式のトロリ線は、充電部が露出しているため、感電の危険性があります。そのため、安全な設置場所の選定や注意が必要です。

選択肢2. 爆発性のガスや粉じんが発生するおそれのある場所では、キャブタイヤケーブルを用いた防爆構造の給電方式が採用される。

この記述は正しいです。

危険区域では、防爆構造の給電方式が採用されます。キャブタイヤケーブルは柔軟性が高く、こうした場所での配線に適しています。

選択肢3. 旋回体、ケーブル巻取式などの回転部分への給電には、トロリバーが用いられる。

この記述は誤りです。 

回転部分への給電には、ケーブル巻取装置や集電リングが一般的に使用されます。トロリバーは直線的な移動用の給電方式であり、回転部分への給電には適しません。

選択肢4. トロリ線給電のうち絶縁トロリ線方式のものは、一本一本のトロリ線が、すその開いた絶縁物で被覆されており、集電子はその間を摺動して集電する。

この記述は正しいです。

絶縁トロリ線方式では、トロリ線が絶縁物で覆われており、集電器が摺動して電力を集めます。この方式は感電 防止や安全性を高めるために利用されます。

選択肢5. 内部配線は、一般に、絶縁電線を金属管などの電線管又は金属ダクト内に収め、外部からの損傷を防いでいる。

この記述は正しいです。 

内部配線では、電線を電線管やダクト内に収めることで、外部からの物理的損傷や劣化を防ぎます。

まとめ

この問題では、クレーンの給電装置や配線に関する知識が問われています。正解は選択肢3であり、トロリバー の用途についての誤った説明が含まれています。クレーンの安全な設計や運用を行うために、給電装置の特徴 を正しく理解しましょう。

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